殻を破らせる社員教育の秘訣

第11回

研修で習得すべき知識にワークは加えられていますか?

別役慎司 2017年3月9日
 

こんにちは。株式会社ASCEND FEATHER代表取締役

シアタースタイルプレゼンマスターの別役慎司です。

 

春は研修の季節ではありますが、社内で行われている研修や、

研修会社に訪問しての研修、どちらにしてもワークの度合いはどのくらいでしょうか?

 

ウィリアム・グラッサーの学びの定着率では、

「講義を受ける(聞く)」はたったの5%です。

これが「体験する」になると75%になります。

 

是非とも習得しなければならないことは、ワークを通して定着化させるべきです。

といっても、ここは研修講師の裁量になってきます。

研修講師というのは、知識を伝えることには長けていますが

ワークを考案してファシリテートする力には乏しいものです。

 

例えば、ビジネス知識の定番「PDCA」はどのように習いましたか?

PDCA自体、レクチャーで学ぶことは難しくありません。

けれど、知識として頭に埋め込むのと、実際に体験して心に埋め込むのとでは大きな違いがあります。

 

ぼくの場合はビジネスゲームをやらせます。

例えば、「床にタッチ」というビジネスゲームの場合。

これはグループで、床の接地数を合わせるというもので、

例えば4人組が2本足で立って入れば、数は8です。

講師が25といえば、4人で接地数が25になるようにします。

迅速にコミュニケーションを取って、いわれた数をつくります。

 

こうしたゲームの場合、最初うまくいきません。

自分たちなりにトライアル&エラーを繰り返します。

うまくいかなかった反省から、新しいプランを考えて自然にトライします。

 

こうしたゲームをやれば、自然とPDCAが理解できるだけでなく、

体験としてPDCAの大切さがわかります。

そしてゲームという特殊な体験を通して学んでいますので、

記憶にも刻まれており、なにか職場でPDCAが必要なときが

めぐったとき、このゲームを思い出すだけで原点に立ち返ることが出来ます。

 

研修はいかにワークを組み合わせるかです。

知識の詰め込み合戦ではないのです。

飽きさせない、記憶に残る、体験して腹落ちするワークを

研修講師は組み入れていかなければいけません。

 

 
 
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プロフィール

株式会社ASCEND FEATHER
別役慎司 (べっちゃくしんじ)

劇作家・演出家・俳優訓練トレーナー・俳優・研修講師・引き寄せの法則専門家
財団法人JBS日本ビジネスセミナー協会認定研修講師

1975年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒、日本大学大学院芸術学研究科修士課程修了。
日大在学中に劇作家のキャリアをスタートさせ、1994年には神奈川県演劇脚本コンクールにおいて最年少で第一席に。
大学院在籍時、海外派遣制度にて選抜されロンドン大学ロイヤルホロウェイ校に留学。
世界最前線の俳優訓練法や演出法を研究して帰国、以来、スタニスラフスキーシステム、シアターゲーム、インプロヴァイゼイションといった世界標準のメソッドを提供している。
大原高等学院、劇団ひまわり、東京アニメーションカレッジ専門学校、VANZ ENTERTAINMENTなどの外部講師も歴任。
現在はSTONEψWINGS アクティングスクール校長、株式会社ASCEND FEATHER代表取締役、FEATHER IMPRO ACT PROJECT代表として、俳優指導を行うかたわら劇団活動にも力を注ぎ、脚本・演出・出演をすべてこなす。
また子供たち対象の演劇教育にも造詣が深い。世界の俳優訓練法をビジネス教育や一般教育に応用した新分野を開拓し、インプロトレーニングやスピーチ・プレゼン指導を積極的に展開している。
研修講師として登壇したり、自社セミナーを行うほか、人前で自信をもって話せるために「スピーチクラブ」を設立し、主宰をつとめている。
著書の「誰でも人前で台本なしに10分間話せるようになる本」(CCCメディアハウス)はアマゾンベストセラーランキング総合1位を獲得した。

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