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システム開発の元請けと下請け所属エンジニアつなぐ

株式会社Maple Systems 掲載日:2017年5月1日

メイプルシステムズ 望月祐介社長
メイプルシステムズ 望月祐介社長

SES(システムエンジニアリングサービス)によるシステム開発などを手がけるメイプルシステムズは近く、システム開発の元請けと下請けをつなぐプラットホーム「PRO-SESS(プロセス)」の運用を開始する。元請けが直接エンジニアを検索でき、仲介業者を挟むことで生じる中間マージンなしで契約。これにより報酬とスキルのアンマッチを防ぐことができる。プロセスのシステムも機能の追加や改善を図っていく。望月祐介社長は「仲介業者をなくし、SES業界を変えていく」と強調、プロセスへの参加を呼びかけていく。

--報酬とスキルのアンマッチとは

「特定の技術を持ったエンジニアを探している企業は多く、そのために仲介業者を使って集め、対価としてマージンを払っている。その分だけエンジニアの収入は減る。例えば元請けがエンジニアを採用するため1人1カ月当たり130万円払う用意があっても、複数の仲介業者を挟むことで、システム開発を手がける下請けのエンジニアは30万円しかもらえない。『こんなに払っているのに良いエンジニアが集まらない』元請けと、『給料が安くモチベーションが上がらない』エンジニアのアンマッチが生じるというわけだ」

--仲介業者が手にするマージンはどのくらいなのか

「現状、仲介業者にマージンとして中抜きされる金額は1人当たり毎月20万~25万円といわれる。大企業であれば100人ほどを借りており、月間で2000万~2500万円を余計に払っていることになる。プロセスでは1人当たり毎月5万円で運用しようと考えており、元請けにとって大きなコスト削減となる」

--プロセスへの参加メリットは大きい

「仲介はいわばマージンを抜くのが仕事なので何の付加価値も生まない。求められていたのは、仲介を挟まずに元請けと下請けが直接出会える場。元請けと下請けが自由に交流できるプラットホームを構築した。第三者が介在することなく、契約も当事者同士で交わすことができる。経歴書の送付や案件情報のほか、契約書類や経費精算などのやり取りも全てウェブ上で完結する。プロセスと命名したのは『プロフェッショナルが顧客とともに、プロダクトの開発を行い、プロジェクトを成功に導く』との思いを込めたからだ」

--どんなエンジニアを探せるのか

「SESの大半を占める会社所属のエンジニアを探せるマッチングプラットホームなので、今ほしいスキルをもったエンジニアを探せる。レコメンド(推薦)機能もあり、探していたエンジニアが登録されたらリアルタイムで知らせる。対象となる約45万人のうち10%を登録させたい。サービススタートから2カ月でエンジニアを抱える中小IT企業から500人を登録、毎月150人程度の増加を目指す」

--エンジニアの報酬は

「月収が必ず上がるわけではないが、上げることができるくらいに利益率は改善する。エンジニアは3K(きつい、帰れない、給料が安い)といわれ、鬱病(うつびょう)を患ったりエンジニアを辞めてしまったりする人も少なくない。マッチングプラットホームの稼働により本当にやりたかった仕事を提供できるようになる。エンジニアの未来を変えたい。SESという働き方に誇りを持ったエンジニアを増やしたい」

【プロフィル】
望月祐介 もちづき・ゆうすけ
九州工業大卒。中小システム開発会社2社を経てフリーランスエンジニアとして活躍。2009年メイプルシステムズを創業し社長。35歳。熊本県出身。

【会社概要】 メイプルシステムズ
 ▽本社=東京都中央区銀座8-14-9 デュープレックス銀座タワー802
 ▽設立=2009年4月1日
 ▽資本金=1500万円
 ▽従業員=35人
 ▽事業内容=システム開発(受諾・派遣)、自社サービス開発

「フジサンケイビジネスアイ」

 
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