代表理事の実島誠氏(右)と顧問で弁護士の藤井総氏(左)
業務の生産性を飛躍的に向上させるクラウドサービスが多くの企業から提供されています。「会計」「給与」「販売管理」「経費精算」「スケジュール管理」「グループチャット」「ファイル共有」など、これまでは高価なソフトやシステム管理者が必要になるため、中小企業には導入が難しい存在でした。それが現在ではクラウドサービスを利用することで、気軽に導入できる環境が整ってきています。しかし実際に導入するとなると、どのサービスが適切なのかは、慣れない人には簡単には分かりません。一方、クラウドサービス提供者も課題を持っています。より多くの皆さまに使っていただける安価な料金設定が特長なのですが、そのために従来のような代理店による対面による販売が成立しにくくなっているのです。対面販売ができないことで、クラウドサービスに詳しくない、一番使って欲しい皆さまには届きにくい状況になっています。
当協会は「クラウドサービスを提供する企業」と「クラウドサービスを必要とする企業」とをつなぐことを目的にしています。この役割としてピッタリなのが、中小企業の身近な相談者である税理士や社労士、弁護士などの士業の皆さまです。士業の皆さまの力によって、今よりもさらに「日本の中小企業を元気にできる!」そういう想いに共感いただいた皆さまの力を借りて、この協会はスタートしています。
主な活動内容は、クラウドサービスに関する情報提供、普及・導入・活用のサポートがメインになります。隔月スパンでの定期研究会ではクラウドサービスの提供企業による、利用方法・活用事例などを勉強会形式行います。その様子を資料と一緒に動画でも配信することで、当日不参加の皆さまやもう1度確認したい皆さまの要望にもお応えしていきます。その他にクラウドサービス導入を勧めるための提案資料や導入事例集、すぐに活用するための各種テンプレートの配布、また、チャットサービスを使ったクラウドサービスでの相談への対応も予定しています。さらには定期研究会とは別に、各種のクラウドサービスをテーマとする分科会や交流会、専用チャットグループなどクラウドサービスをきっかけとする、これまでとは違ったネットワーク拡大にも利用いただけるような取り組みも実施していきます。
当協会、そして導入をサポートする士業の皆さまはクラウドサービスの導入に関しての手数料や紹介料をいただかないのが特長です。士業の皆さまにとっては、顧問企業にクラウドサービスを導入いただくことで自身の業務が効率的に行えるようになります。効率化によって生まれた時間で今まで以上にキメの細かいサポートを提供し、顧問企業の業績アップへつなぐ。クラウドサービスの導入は双方にメリットがあるため、導入の際に改めて料金をいただかなくても問題はありません。
中小企業がクラウドサービスを使って経営基盤を作ることが当たり前の社会を作りたいと思っています。その立役者が士業の皆さま。今まで以上に深く顧問企業の経営に関わり、意思決定にも貢献することで、まさしく経営パートナーという存在になれると考えています。「これはどうしたらいいの?」と聞くと「こうですよ」とパッと答えられる。じっくり話す必要があるときは直接お会いする。スピードと質、重視されるべき点を使い分けることで、コストダウンと同時に経営判断の精度向上への効果も期待できます。
顧問企業に喜んでいただけることで、士業の皆さまの存在価値が高まり、信頼・期待の向上にもつながることでしょう。この好循環を生み出し持続させることで元気で儲かる強い会社を日本中で増やしていきたいと思っています。
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