【35歳からの転職ウラ事情】(1)3つの基礎知識で「壁」突破を

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ルーセントドアーズ社長・黒田真行氏

 35歳を過ぎると転職成功率が半減することをご存知ですか? 景気が上向き、人材不足になっているため新卒の内定率がバブル期並みにまで改善している一方で、ミドル世代の転職状況の厳しさはまだまだ低いのが現実です。

 会社を退職して、いざ転職活動を始めてみると、「募集条件は満たしているのに、30社連続不採用でどうすればいいかわからない」という転職者からの相談は、今も後を絶ちません。背景には採用時に年齢を過剰に重視する日本雇用の特徴があるのですが、仕事を探す側として、いったいどんな手を打てばいいのでしょうか? 今回は、その壁を突破するための3つの基礎知識をご紹介します。

 (1)募集条件は最低条件でしかない

 求人情報に書かれている「学歴」や「業務経験」「必要な資格」などは、企業からすると必要最低限のものでありません。決して、その条件に合致していれば書類選考は通過する、という意味ではありません。その大前提を押さえておかなければ「そんなはずじゃなかった」という事態に陥りかねません。

 (2)同じ求人に、あなたに見えないライバルは29人

 1件の求人に対して、人事担当者が受け付ける応募者は(職種や地域によってかなり幅がありますが)約30人存在する、と仮定しておきましょう。あなたから見ると厳選した一社でも、人事担当から見ると30人の中の一人にすぎません。自分が応募した求人に応募している「見えない29人」のライバルを想定して職務経歴書にはできる限り、あなたならではの優位性をまとめるよう意識してください。

 (3)経験の有無にとらわれすぎない

 転職市場のもう1つの特徴に、同業種・同職種移動率が約7割という傾向があります。たしかに経験がないよりはあったほうが確率は上がるのですが、企業から見た場合の経験は、何も同じ業界や同じ仕事に限られているわけではありません。周囲と協働する力、課題を解決していく力、学び続ける力、など、経験の意味を広くとることで、選択肢の幅が大きく広がるケースも多いのです。対象を広げ、接触数を増やすことで、少しでも早く、自分が生き生きと働ける職場を見つけてください。

                   ◇

【プロフィル】黒田真行

 くろだ・まさゆき 1989年リクルート入社。約30年にわたり転職・中途採用サービスの企画に関わる。2006年から8年間「リクナビNEXT」編集長。14年にルーセントドアーズを設立し、日本初のミドル向け転職サービス「Career Release40」(http://lucentdoors.co.jp/cr40/index.html)を提供している。

「フジサンケイビジネスアイ」

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