日本の伝統や技術を生かしたブランド「ITOKASHI(いとをかし)」の「本漆塗USBメモリ」
ウェブコンテンツの企画・制作などを手掛けるスターマーク(東京都渋谷区)は、今年3月に立ち上げた、日本の伝統や技術を生かした商品ブランド「ITOKASHI(いとをかし)」の第2弾として「本漆塗USBメモリ」を発売した。
東京・日本橋に居を構える浴衣の老舗「竺仙(ちくせん)」の伝統的なデザインを、宮内庁御用達の「漆器 山田平安堂」の漆塗りの技で商品化するブランドで、第1弾である「本漆塗iPhoneケース」の売れ行きが好調なことから、新作を投入してブランド力を強化する。
「本漆塗USBメモリ」(1万1025円)のデザインは、「千鳥」「四葉」をモチーフにした2種で、いずれも赤と黒の2色を用意した。容量は4ギガバイト。すでにインターネットでの予約販売を開始しており、初回生産は100個を予定している。
同ブランドの商品は、職人が手作業で作るため大量生産は難しいが、予約数が好調に伸びていることから「増産も検討している」(同社広報担当者)。
第3弾商品も企画中で、今後もスピーカーなどのパソコン周辺機器を中心にラインアップを拡充する構え。海外進出にも積極的で、日本の趣ある商品を世界へ発信し、ブランド名である“ITOKASHI”を「世界の辞書に載せたい」(同)と意気込む。
「フジサンケイビジネスアイ」