日本みらい創生ラボ 柏 雅 代表取締役社長
◆支援機関インタビュー◆

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日本みらい創生ラボ  柏 雅 代表取締役社長

■事業内容について教えて下さい

 弊社は、主に公的助成金を活用した、創業・新規事業立ち上げ支援、採用支援、教育支援などを行っております。もともと教育コンサルティングのフューチャー・ラボと研修教材などを扱うセルフウイングという母体があり、人材育成の業界に特化して長年やってきました。

 2008年のリーマンショック後、中小企業の経営環境が厳しくなり、「人に投資をしたいのだが、予算が無くて訓練や研修ができない」という企業が増え、また、雇用の維持すら大変という状況の中、「教育研修に公的助成金を活用すべきだ」との声を厚生労働省のほうから受けました。企業が教育研修を行いたいのであれば、雇用調整助成金やキャリア形成助成金などの人材育成をすることによって得られる公的助成金がたくさんあります。しかしながら、1都3県の中小企業の助成金利用率は、約0.15%と非常に低いものです。大企業は、助成金を上手に活用していますが、中小企業の場合は、情報も無く社内に精通した人もいないため見逃してしまっているわけです。

 そこで、企業向けに特化した「公的助成金」を活用した人材育成、起業家育成事業体として「日本みらい創生ラボ」を11年に本格的にスタートさせました。

■今後は、どのように展開していきたいですか

 まずは、13年度は「経営革新」に力を入れて中小企業支援を行っていきます。12年12月には、中小企業庁より、「経営革新等支援機関」の認定を受けました。今後は、支援機関の支援を受けないと申請できない補助金も創設されます。これから積極的にアプローチしていきたいと思っているのは、外食、観光の分野です。すばらしいコンテンツとサービスを有しているにもかかわらず、構造不況業種で厳しい状況下にあります。こういった業界に、まさに「補助金・助成金」を活用してほしいと思っています。弊社自身も外食事業への参入を予定しています。目的は、雇用の受け皿を作ることです。外食産業を通じて若い人たちに職場を提供し、わたしどもが長年携わってきた教育事業のノウハウを生かして外食、観光産業のためのスクール立ち上げを視野に入れて、グローバルに活躍できる人材を増やし日本の未来を変えていくことが夢です。

「フジサンケイビジネスアイ」

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