革新ビジネスアワード2018 大賞
株式会社コンシェルジュ
【プレゼンタイトル】
コンシェルジュ:No.1自動対話エンジンプラットフォーム
株式会社コンシェルジュ 代表取締役 太田 匠吾氏
当社は(AIを用いて機械と人との自然な対話を可能にする)自動対話エンジンプラットフォーム「コンシェルジュ」の開発を手がけている。業務効率化や働き方改革の推進を目的に、大企業を中心に当社の製品を使用していただいている。カスタマーサポート向けに、消費者の問い合わせに対応する自動応答システムへの利用が多い。
次のターゲットはIoT市場。2016年に約6兆円に達した国内IoT市場は、2022年には約12兆円に成長するといわれる。そこでIoT製品の中に当社の対話エンジンを組み込む試みを行っている。
冷蔵庫や電子レンジをスマートフォンで操作するのは現在でも可能だが、われわれが狙うのはさらにその先の進化。今後スマートフォンなどの媒体を使わなくても、機械自身がユーザーとのリアルタイムコミュニケーションを行えるようになるとみられるが、それを支える自動対話エンジンプラットフォームを提供する。
IoT化の進展にともない、さまざまな製品がユーザーと直接対話を行うようになると、日本の民生品メーカーはビッグデータを直接獲得することができるようになり、IoT冷蔵庫を通じて食品などの商品を購入するといった、新たな販売チャンネルの提供も可能になる。そうした試みを通じて、コモデティ化した民生品の価値を向上させることで、日本経済に貢献できるのではないか。
IoTの国内市場が約20兆円に達する2030年には、世界市場は約400兆円になると見込まれ、非常に大きな市場が狙える。当社は日本からグローバル企業を輩出するという構想のもとでスタートした。今後、日本企業がグローバルに勝負できるようなサービスを提供していきたい。