【植物の生産性向上】植物の有用性を引き出す:CRES-T法をもちいた植物機能改変
埼玉大学 大学院理工学研究科 池田 美穂 准教授
埼玉大学 大学院理工学研究科 准教授 池田 美穂
研究のアピールポイント
1遺伝子の改変で、植物の形・生育特性・代謝などを自在に改変します
・環境耐性を変える
・形を変える
・物質生産を変える(タンパク質アップや油脂含量アップ)
技術概要
転写因子にリプレッションドメイン(RD)を融合したキメラリプレッサーを用いて、元の因子の機能を優性的に抑制
■活用例1
形を改変し、付加価値・生産性の高い品種を作る
・花の形の改変:付加価値の高い園芸品種
・花数、葉数、枝数の改変:バイオマス・収穫量コントロール(枝数・葉数を増やす・収量アップ!)
■活用例2
植物工場での有用物質生産に適した植物の作成
・植物数・収穫量・タンパク質生産量→全てアップ
実用化に向けた課題
・安定した優良ラインの固定。
・遺伝子組換えによらない形質の再現