【シニアライフ】リハビリ歩行に付き添う生活支援ロボット
大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部ロボット工学科 廣井富 准教授
■技術概要
病院の入院患者が自宅へ戻るために体力の回復を図る必要がある.その一つの方法として,病院内を歩行するリハビリがある.従来は,家族や看護師が付き添う必要があった.これをロボットが歩行に付き添うことで,体力の回復を図る.本ロボットは患者の歩く少し前を一定の距離を保ちつつ移動することで,患者の歩行を促す.また,歩行時に何かトラブルが生じ,患者がロボットと対話する際に,オペレータが介入した方がよい場面では,オペレータの介入頻度を簡易に制御可能なため,安全な歩行が可能となる.
■従来技術に対する新規性・優位性
・ロボットが人の前を一定の距離(1.2m)を保ちつつ移動
(停止せず動き続ける(0.1m/s)新機能により,人が追従し易い)
・ロボットに対してオペレータが介入する頻度を簡易に制御
(歩行支援時の局面に応じた適切な介入誘導が実現)
■想定される活用例
・家族や看護師などに代わって,施設内における高齢者の散歩等の健康増進活動の補助
・荷物の運搬による高齢者等の買い物を支援
■実用化に向けた課題
・病院や住宅メーカ等との連携した実環境における評価
■特許
・発明の名称 “対話支援装置及び対話装置”
・出願人 学校法人常翔学園、国立大学法人東北大学
・発明者 廣井富、伊藤彰則
・出願日 2017年2月28日
・公開番号 特開2018-142280
・出願番号 特願2017-37648
■動画
“人の暮らしを支えるロボットの未来とは?”
https://www.youtube.com/watch?v=vG_4dqz2Rrw
“人とロボットの関係をデザインする”
https://www.youtube.com/watch?v=ArSY_QyUI3w
■お問い合わせ
大阪工業大学 研究支援・社会連携センター
〒535-8585 大阪市旭区大宮5-16-1
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http://www.oit.ac.jp/japanese/sangaku/index.html