【脳の測定】脳活動測定による快適さ評価
早稲田大学 人間科学学術院 人間科学部 熊野 宏昭 教授
■専門分野
臨床心理学,応用健康科学,精神神経科学,内科学一般(含心身医学)
■キーワード
脳機能計測・非侵襲的脳活動計測 、 内科学一般(含心身医学) 、 応用健康科学 、 臨床心理学 、 精神神経科学
■背景
ストレスやリラックスなどの心理的状態を精確に測ることができれば、心身ともに健康な生活を送るために有用な情報となりうる。血圧や体温など身体状態の分析とともに、それらの主観的で定量的評価が難しい状態に対して、脳活動状態の測定に基づき科学的にアプローチする。
■概要
光トポグラフィ(NIRS)による脳血流リアルタイム計測を利用することで、快適さや感情状態など主観的な状態の数値指標を提供する。より効果的な刺激条件や設計などを探索する助けとなる。
■応用・展開
「癒し」や「リラクゼーション」に関連する手法や製品の開発(入浴、空調、マッサージなど)
■優位性
非侵襲的かつ比較的手軽な脳活動測定であり、日常動作に近い作業中や身体への刺激を与えた状態での分析が可能。脳波(事象関連電位・LORETAによる電流源推定)の計測等と組み合わせることで、さらに脳の内部への影響も含めた包括的な分析も可能。
■提供目的
受託研究、共同研究、技術相談
■関連論文
1. Tei S, Faber PL, Lehmann D, Tsujiuchi T, Kumano H, Pascual-Marqui RD, Gianotti LR, Kochi K. Meditators and non-meditators: EEG source imaging during resting. Brain Topogr. 2009 Nov;22(3):158-65.
2. Faber PL, Lehmann D, Tei S, Tsujiuchi T, Kumano H, Pascual-Marqui RD, Kochi K. EEG source imaging during two Qigong meditations. Cogn Process. 2012 Aug;13(3):255-65.
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