持続可能な学習を実現するアクティブラーニング対応ICT技術の活用
大阪教育大学 科学教育センター 仲矢 史雄 教授
共同研究者 大阪教育大学 科学教育センター センター長 片桐 昌直
大阪教育大学 情報処理センター 助教 尾崎 拓郎
■概要
大阪教育大学は、幅広い附属学校を有し、相互に密接に協力しつつ、現場に直結する教育ICTイノベーションの開発を行っています。特にクラウド型ICTを活用する技術開発研究を進め、今日、社会的課題の一つになっている「学習障害の対応」に取りくみ、さらに生涯を通じ、振り返ることのできる学習すなわち持続可能な学修環境の実現を図っています。
その一つは、学修成果をクラウド上と端末上に簡便に保存できる『特別支援教育タブレットアプリ(名称OMELET)』です。また、『スマートフォリオ:教育用ソーシャルネットワークシステム』では、仮想空間でのアクティブ・ラーニングを実現しました。
■想定される活用例
・タブレットPCを用いた学習スキル向上を目指す業界での活用
・学校を含め、コミュニケーション能力の向上が必要な人材育成での活用
・障害者差別解消法に対応し、持続可能な学修ICT環境を実現したい業界
■「学修支援タブレットアプリシステム(OMELET)」
持続可能な学修を支援する「学修支援タブレットアプリシステム(OMELET)」。
支援を要する子どもたちだけでなく、高齢者にも認知能力の維持と把握に有効なアイテムである。また、『スマートフォリオ:教育用SNS』『スマートポスト:自動提出プリント仕分けシステム』は、多忙な学校現場での活用をベースに開発されているため、高度であると同時に操作は直感的であり、教育以外の分野においても、すぐに普及が期待できる
■詳細
URL:http://cse.osaka-kyoiku.ac.jp/