【ペットフード】界面科学・光触媒技術による希少糖の高効率生産技術
東京理科大学 研究推進機構 総合研究院 教授 阿部正彦
■研究概要
界面科学技術と光触媒技術を糖変換反応に応用し、D-グルコースのような低価格糖から、希少糖のD-アラビノースやD-エリスロースを高純度かつ低価格で生産できる新規な生産方法を確立しました。生産される希少糖は、甘味料として良好な味質でカロリーオフ効果が高いことが示唆されています。
■ポイント
・簡便な方法で低価格糖を希少糖に変換できる
・今後の触媒材料の研究により、さらに多種類の希少糖を生産できる可能性がある
■現状
・希少糖はキラル中心を複数有する化学構造であり、有機化学合成での製造は極めて困難である
・代表的な希少糖製造法は酵素法であるが、酵素コストが高い
■新技術~光触媒技術による希少糖生産法の特徴~
・低コスト(光触媒の酸化チタンは安価・繰り返し使用が可能)
・高純度(簡便な精製によって、純度98%以上にできる)
■活用例
・健康的(カロリーゼロ)で美味な甘味料
・ペットフード
・医薬
・医薬品合成の原料物質
■お問い合わせ
東京理科大学 研究戦略・産学連携センター
TEL 03-5228-7431
FAX 03-5228-7442
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