【音】音を下げる。そして、音を活かす
大阪工業大学 工学部 機械工学科 吉田 準史 教授
■概要
我々の周りには声や楽器、飛行機の音など様々な音があります。同じ音でも心地よい音もあれば騒音もあります。製品音は騒音と捉えられやすい音ですが時には、製品の状態を知る有効な手がかりになります。このことを踏まえ我々は製品音に着目し、その音全てを低減対象とせず、必要な成分と下げるべき成分に分別しようとしています。下げる音には、そのメカニズムを的確に把握する技術を構築しています。そして必要な音に対しては、その音を選び出し状態認知を手助けする方法も検討する等、音が持つ可能性を踏まえた技術開発を進めています。
■活用例
・これまで製品騒音は画一的な低減が望まれていましたが必要な音は残し、不要な成分のみ低減できれば、より使いやすい、そして快適な製品開発に繋がる(自動車等の製品開発に利用)。
・必要な音の抽出技術を設備・インフラ健全性診断技術に転用可能。
■お問い合わせ
大阪工業大学 研究支援・社会連携センター
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E-mail OIT.Kenkyu@josho.ac.jp
http://www.oit.ac.jp/japanese/sangaku/index.html