【ソフトウェア工学・情報システム・IoT】スマートフォンやIoT技術を用いた 情報処理システムの構築
工学院大学 先進工学部 機械理工学科 金丸隆志准教授
【概要】
近年スマートフォンの普及が爆発的に進み、その計算性能も著しく向上しているため、個人が計算資源を常時身につけて行動することが一般化している。また、Raspberry Piに代表とされるシングルボードコンピュータも高性能化が進んでおり、それらを用いてセンサ等をインターネットに接続するIoT (Internet of Things)技術も普及が進んでいる。また、深度センサやジェスチャーセンサの普及により、人の行動を情報処理に結び付ける技術も容易に利用可能になってきた。これらの技術を用い、我々の生活を豊かにする情報処理システムを構築する。
【アピールポイント】
Bluetoothによりセンサとスマートフォンを無線接続する技術やWifi経由で映像転送する技術を利用したシステムに強みがある。また、機械学習やニューラルネットワークの適用によるデバイスの知能化にも取り組む。
【利用・用途応用分野】
図(A)に示したのはスマートフォンと連携する白杖である。白杖に加速度センサ、超音波センサと
接続したマイコンボードを搭載し、Bluetoothによりスマートフォンと接続する。それにより、白杖周囲の危険物の情報をスマートフォンで受け取ることができる。図(B)に示したのは、タブレットと連携する観光望遠鏡である。観光望遠鏡は通常1人でしか体験できないが、無線により映像をタブレットに配信することで複数人で体験を共有できる。図(C)は情報提示可能な作業机である。机上への作業指示はプロジェクターにより行う。作業者の作業状況はWebカメラや深度カメラにより認識し、それに応じて作業指示が次々と変化する。新人教育の場で利用可能である。
※関連情報については工学院大学知能機械研究室まで。
【お問い合わせ】
さらに詳しい内容は、一般社団法人産学連携推進協会へお問い合わせください。