【工学院大学/注目シーズ!】柔軟・室温形成可能な従来材料よりも透明な導電薄膜
工学院大学 工学部 電気工学科 准教授 相川 慎也
■キーワード
透明導電材料,フレキシブル,室温スパッタ成膜,プラスチック
■概要
スマートフォンなどに用いられるタッチパネルの低消費電力化のため,透明導電材料の低抵抗化と透過率の向上が求められていますが,現行材料ITOは,さらなる透明性と導電性の向上が限界に達しています.今回,ITOよりも透明性に優れながらも,同等の導電性を有する新しい材料を開発しました.ITOと完全にコンパチブルなプロセスで成膜・加工ができるため,既存製造ラインがそのまま使え,他材料に対して製造方法やコスト面で格段に優位性があります.また,加熱処理不要なため,プロセスの省エネに貢献できるとともに,熱可塑性基材の上に成膜可能です.
■応用分野
タッチパネル,太陽電池の透明電極,透明アンテナ
■特許事項
・『透明導電膜の形成方法、透明導電膜、導電膜付基板、及びタッチパネル』
(特願2020-30951,2020/2/26)
• 『透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル』(特願2017-119702,2017/6/19)
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