【IoT】視覚に近い波長特性を持つ軽く、柔らかい光センサ~セレン薄膜を用いたフレキシブル光電変換デバイス~
立命館大学 理工学部 機械工学科 薄膜機械電子物性研究室 教授 小林 大造
■概要
・人間の目の波長特性に近く、光吸収係数の高いセレン(Se)薄膜を利用することで光センサを軽く、柔らかいフィルムで実現可能
・ Seは日本で多く産出する鉱物であり、安定的に廉価で利用できる
・ 単元素の半導体材料としては室内照明の波長特性に最も一致
■新規性・優位性
・フィルム上に高感度な可視光センサのマイクロパターンを形成可能
・光センサパターンの接続デザインにより高電圧化が可能(直列接続数)
■応用・活用例
・室内照明で発電する軽くて柔らかい電源として、IoT機器に活用可能
・ウェアラブル素子に搭載する光センサ、色検出センサ
■特記事項
・特願 2019-115109
・足立悠輔,小林大造,電気学会論文誌E 140 (12) , pp.363-368 (2020)など
■お問い合わせ
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