【バイオマス】小型の分離型バイオマスガス化炉
弘前大学 地域戦略研究所 教授 官 国清
■概要
既存の小型バイオマスガス化炉はダウンドラフト式が多く、ガス化効率が悪く、配管を詰まらせる腐食の原因となる副生タールが多く発生します。本研究室では分離型バイオマスガス化炉を開発しています。この小型ガス化炉は(1)バイオマスの熱分解とチャーのガス化を分離し、タール問題を解決する、(2)青森県特有のホタテ貝殻を触媒として使用し、ガス化過程において発生したタールを高効率で燃料ガスへ変換する、(3)砂などを熱媒体としてシステム内循環させてガス化効率及び熱利用効率を高める、という特徴を有しています。
■活用例
(1) 電源確保が困難な場所でも、周辺のバイオマスを利用してガス化・発電が可能。
(2) 木質チップ以外にも養殖残渣、農業残渣、食品廃棄物もガス化が可能。
(3) 地域のバイオマス資源を利用して、ビニールハウスの電源、熱源と二酸化炭素源としての活用が可能。
■お問い合わせ
東京事務所・山崎 雄貴
メールアドレス: j-tokyo@hirosaki-u.ac.jp
電話番号 : 03-3519-5060 FAX 03-3519-5061
URL: https://jtokyo.hirosaki-u.ac.jp/kenkyushoukai/shutten2022/shutten2022-kan