【3D】全方位型3Dディスプレイでストレス無く立体視を行えるCGの描画手法
自然科学研究機構 国立天文台 天文シミュレーションプロジェクト 専門研究職員 中山 弘敬
■概要
多人数で鑑賞できる全方位型 3D ディスプレイの場合、一つのコンテンツから多人数に対して正しい立体情報を提供する必要があります。このような CG コンテンツを描画するために、カメラを左右にずらすのではなく被写体の位置をずらし、高速な描画を可能としています。また、天頂・天底方向を含む 3D ディスプレイの場合、視線方向によっては立体情報が不連続になり、正しい立体視を行えなくなる場合があります。そのため、立体情報が不連続になってしまう領域ではあえて立体情報を無くし、ストレスのない鑑賞を可能としています。
■活用例
立体視が可能なプラネタリウムにおけるコンテンツの CG 描画手法や、VR ゴーグルで鑑賞する 360 度立体映像作品の CG 描画手法として活用可能です。
■特許情報
特許第6198157号
■お問い合わせ
国立天文台産業連携室・細谷晶夫
メールアドレス sangyo-renkei@ml.nao.ac.jp
電話番号: 0422-34-3917
FAX番号: 0422-34-3842
ウェブサイト:http://ilo.nao.ac.jp/