【イノベーションジャパン2023】人を引き込む身体的インタラクション・コミュニケーション技術
岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科 特任教授 渡辺 富夫 共同研究者:岡山県立大学 情報工学部 准教授 石井 裕
■概要
人は、単に言葉だけでなく、うなずきや身振りなど身体リズムを共有して、互いに引き込むことでコミュニケーションを円滑に進めています。本システム・技術は、うなずきや身体動作の引き込み反応を発話音声から自動生成する本質的な身体的コミュニケーション支援技術です。キャラクタやロボットなどのメディアに導入することで、ユーザに一体感とともに自然な発話やインタラクション促進効果、ユーザの語り掛けに対するかかわりが実感できるシステム構築に不可欠です。
■活用事例
本システム・技術は、人とかかわるロボット・玩具、メディアコンテンツ、e-Learningやゲームソフト等に導入・実用化されており、教育・看護・福祉・エンタテインメントなど広範囲な応用が容易に可能である。身体的引き込みによる一体感や共有感は、幸せな気持ちや安心感を支えるもので、メタバースやSociety 5.0における人がつながるヒューマンインタフェースの要である。
■お問い合わせ先
岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科 ヒューマンインタフェース研究室
HP: http://hint.cse.oka-pu.ac.jp/index.html
E-mail: watanabe@cse.oka-pu.ac.jp