【メンタルヘルス】非接触環境センシングによって心の状態を見える
千葉大学 情報戦略機構 データマネジメント部門 准教授 小室 信喜
概要
本技術は、認知機能に関する室内環境データや生理反応・動きに関するデータを収集し、非接触型環境センサデータと心的状態との関係をビッグデータ解析し、室内環境と心的状態の関係を解析することによって、非接触型環境センサデータを用いて心的状態を把握するというものです。客観的かつ非侵襲的に心的状態を推定できる点、室内環境と心的状態の関係を把握できる点の2点が本技術の強みとなっています。
活用事例
認知機能に関する室内環境を測定する非接触型環境センサを用いて、その部屋で仕事や勉強をしている人の情動状態を推定・予測し、環境と情動状態との関係を見える化・把握することによって、個人個人がストレスフリーで作業しやすい環境を提供するシステムやサービスに展開できると期待できる。また、本システムを車に搭載することによって、ストレスや疲れによる危険運転や居眠り運転を未然に防ぐシステムの提供が期待できる。
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千葉大学 情報戦略機構
E-mail: kmr@faculty.chiba-u.jp
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