【建築】寒中コンクリート工事・暑中コンクリート工事の対応が必要な期間を詳細に示すメッシュマップ
東北大学 大学院工学研究科 都市・建築学専攻 准教授 西脇 智哉
概要
寒中期あるいは暑中期にコンクリート工事を行うには適切な措置を必要であり、その適用期間は指針類で定められている。本技術は、指針類で定められた条件に合う期間を、日本全国を網羅する地図上で視覚的に検索可能なシステムである。
従来技術・競合技術との比較
従来は指針類に例示される代表的な都市での適用期間からの類推や、最寄りの気象観測所の観測データからの算定により措置が必要な期間を定めていたが、本技術は地図上で約1km2を単位メッシュとして視覚的に検索可能なシステムを提供している。
特徴
・日本全国を網羅した詳細な気象解析データを用いて、コンクリート工事に対策が必要となる期間を詳細に示すデータを提供している
・詳細な気象データは、GISを活用して地図上に格納して可視化しているため、タブレットなどの端末上で容易に対策が必要な期間を視覚的に検索できる
想定される用途
・建築工事の計画段階において、個別の建築現場の地図情報からコンクリート工事期間の対策の要否を判定する
・個別の建築現場において、工程計画・管理の段階でコンクリート工事の対策の要否を判定する
お問い合わせ
東北大学 産学連携機構
TEL:022-795-5275
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