極限環境用ロバストセンサ等開発と減災・サステナブル学創製
千葉大学 工学研究院 浅沼 博 教授
内容
圧電ファイバ/アルミニウム複合材料、アクティブラミネート等の革新的ロバストセンサ・アクチュエータをベースに、 「減災・サステナブル学」(災害時のみならず日常的活用が可能な、減災目的のサステナブルな仕組み創成の学問)提案へと展開してきた。
従来の防・減災目的に加え、発電機能の付与等により、災害時のみならず平常時も有用な機能を発現させることで経済的負荷も軽減し、減災技術自体を持続的に発展させる。従来不可能だった或いはその延長線上で停滞している、防・減災目的の科学技術とその企業による実用化を、先導、支援する。
大規模災害が世界で常態化し、科学技術の進歩にもかかわらず、多くの命が損なわれ続けている。特に日本は、ディザスターフロントとでも言うべき立地だ。だからこそ、それをバネに、益々強く、賢く生きる力を高め、自然の驚異が脅威でなくなるまで努力することで、それがエネルギー源、活力源に見えて来るはずだ。長年研究した「知的材料・構造システム」のコンセプチュアルで革新的な成果を活用すれば、画期的防・減災が可能になると確信し、減災と持続的発展を両立可能な「減災・サス テナブル学」(防・減災目的ながら、災害時のみならず日常利用可能でサステナブルな仕組み創成の学問)という着想に至った。
■スマート機械材料システム “Before 3.11”
■「減災・サステナブル学」 “After 3.11”
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