【新しい体験型コンテンツ】アイディエーションとプロトタイピングを両立した体験型コンテンツ開発アプリ
札幌市立大学 デザイン学部 福田 大年 専任講師
プログラミング言語使わずに実現できる音や画像といった画面表現と、タブレット端末のタッチセンサの仕組みを利用し、道具を扱った操作性を組み合わせ、面白さや驚きを与えるための「体験型コンテンツ」の発想や仕組みを考えながら制作することができます。
////身近な素材の工作とアプリの使い方の創意工夫しだいで面白い体験型コンテンツがつくれます/////
タブレットやスマホ端末は、基本的には画面を指でタップするという決められた操作性によって使い方が決まっていましたが、ユーザ自身が道具を制作し指に触れること以外での使い方と、音がなったり絵が動いたりすることを組み合わせることで、体験を考えるアプリは、あまり着目されていませんでした。
静電容量方式のタブレット端末のタッチセンサの仕組みを利用し紙や木材などの工作材料や石や枝などの自然素材を使って操作するアナログ的な手法と、プログラミングを使わずにコンテンツ制作できるアプリを組み合わせることで、これまでのスマホアプリとしての企画やデザインではなく、体験そのものをどうやって考えるかということに着目して内容を考えることが可能になります。
これまで、ユーザテストとして幅広い年齢層の方に、出来上がった体験型コンテンツを遊んでもらったりワークショップ形式などで、アプリを使った制作を行ってもらうなどをし、普段と違ったタブレット端末の使い方を通して体験をデザインすることや、工作と組み合わせた身近な素材を利用した創意工夫の面白さに気づくきっかけを提供する機会を生んでいます。
これらは、プロトタイピングやアイディエーションといった表現や企画の発想法と組み合わせることで教材の学術的利用や、体験型サイネージなどの広告・PR、またエンターテイメントコンテンツの制作などにも期待できます。
https://youtu.be/iulLqjXl8Vw
http://www.fkd-lab.net/tapbehavior/
◆共同研究者 川名宏和(gekitetz.com)