ビジネス インテグレーシン用プラットフォームのパイオニアである フィオラノ ソフトウェア株式会社 (本社:東京都港区、以下フィオラノ ソフトウェア) は、JMS に準拠したメッセージング サーバーの新バージョン FioranoMQ 10 を本日リリースし、販売を開始しました。FioranoMQ 10 は、業界で初めて JMS 2.0 に 100% 準拠した JMS サーバーです。
FioranoMQ は、JMS (Java メッセージ サービス) に 100% 準拠しながらも、JMS を補う多彩なメッセージング機能や管理機能を備えています。加えて、Java 以外の言語による JMS クライアント開発が可能なライブラリの提供、世界トップレベルのメッセージ配信性能、いかなる状況においてもメッセージ損失を防ぐ高度な配信保証メカニズム、ほとんど無限ともいえるスケーラビリティを提供するなど、ミッション クリティカルな業務を支えるメッセージング プラットフォームとして数多くのユーザーで採用されてきました。
今回のバージョンアップによって、2002年の JMS 1.1 から 10年以上を経て改定となったJMS 2.0 に業界で初めて100% 準拠した JMS サーバー製品となりました。
JMS 2.0 における代表的な改善点には以下のものがあります。
・Simplified API (簡易 API)
JMS 2.0 で新規に簡易 API が設けられました。これによって、スリムなコーディングとなり必要なコード量が劇的に削減されます。
Simplified API は、完全に後方互換性があり、旧コードを使い続けたまま、新規コードにSimplified APIを使うことができます。
・共有サブスクリプション (Shared Subscription)
JMS 2.0 から共有サブスクリプションが導入されました。これは、トピックの個々のサブスクライバーに複数のコンシューマを指定できるようにするものです。ただし、これらの複数のコンシューマの間でメッセージをサブスクライブできるコンシューマは1つだけです。
こうすることで、トピックのメッセージ受信による処理を複数のコンシューマ間で分散させることができるようになります。ここでいう分散処理とは、メッセージ1の処理をコンシューマ A に、メッセージ 2 の処理をコンシューマ B に振り分けて処理することを指します。
・遅延メッセージ配信
JMS 2.0 では、メッセージのセンダー側 (プロデューサ) でメッセージ配信をスケジュールすることができるようになりました。これにより、一日の終わりに配信するといった遅延処理をサポートすることができるようになります。
その他の新規機能、機能拡張および詳細については、リリース ノートをご参照ください。
http://www.fiorano.com/ /jp/docs/fmq10/1000/htm/Release_Notes_JP.htm
フィオラノ ソフトウェア株式会社は、欧米の企業ユーザーの間で認められている FioranoMQ の優位性を日本市場においても広めることに努め、本年度 20 ユーザーへの導入を目標としています。
■ 参考資料
(弊社 Web サイトからダウンロードすることができます)
・製品紹介ページ :
http://www.fiorano.com/jp/products/products.php
・製品パンフレット :
http://www.fiorano.com/jp/docs/fmq_datasheet_jp.pdf
・資料センター :
http://www.fiorano.com/jp/whitepapers/whitepapers.php
・ユーザー導入事例紹介 :
http://www.fiorano.com/jp/casestudies/successstories.php
■フィオラノ ソフトウェア株式会社について
フィオラノ ソフトウェア株式会社は、Fiorano Softwareグループの一員として、日本市場における製品販売および顧客サポートをパートナー企業と共に行っています。
Fiorano Softwareグループは、ビジネス プロセス インテグレーションおよびメッセージング技術で市場をリードしている企業グループです。Fiorano Softwareのソリューションは、インターオペラビリティ、パフォーマンス、スケーラビリティ、ROIなどの面で新たなパラダイムをもたらしています。ボーイング、ブリティッシュテレコム、NASA、POSCO、シュルンベジェ、ロッキードマーチン、合衆国沿岸警備隊、ボーダフォンなどの世界的なリーダー企業でFioranoの技術が採用されており、企業のバックボーン・システムとして稼働しております。
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