2014年5月28日(水)―フランスのコマーシャルオープンソース企業であるUlteo SAS(本社:フランス カーン(www.ulteo.com )、日本総代理店:クロス・ヘッド株式会社(www.crosshead.co.jp ))は、Ulteo OVD (Open Virtual Desktop)の日本語版を日本市場に投入することを発表します。Ulteo OVDはWindows、Linuxを問わず、様々なデバイスで利用可能なオープンソースの仮想アプリケーション/仮想デスクトップオンデマンド配信プラットフォームです。Linux/Windows双方のアプリケーションを同時に配信することができる仮想アプリケーション/仮想デスクトップ(VDI)ソリューションを実現します。Linuxの膨大なオープンソースと使い慣れたWindowsアプリケーションを、デスクトップからモバイルタブレットまでデバイスを選ばず、どこからでも簡単にアクセスすることを可能します。また、サブスクリプション方式のライセンスを採用しました。1年契約のサブスクリプションで、VDI環境を即座に立ち上げることができます。
■背景
高価なOS/アプリケーションのライセンス料に多くの企業や公的機関が頭を悩ませています。特に、ITインフラの運用コストの増大はIT予算の削減を強いられる企業にとって大きな課題となっています。同時に、外部からのネットワークへの違法な侵入や攻撃はますます巧妙化する中、セキュリティ関連コストも増大しています。その一方で、BYODなどによって、企業のワークスタイルに大きな革新が起こっています。あらゆるニーズに対応するために、ITインフラの刷新が企業の規模を問わず、求められるようになってきています。そのキラーソリューションとして注目されているのが、デスクトップ仮想化(VDI)です。Ulteo OVDはコマーシャルオープンソースソリューションとしてヨーロッパ・米国を中心に着実に販売を伸ばしております。Ulteoは、日本企業における低コストでのVDI導入のニーズが増大していることをいち早く捉え、オープンソースから商用ライセンスまでの様々な仮想化(シンクライアント)ソリューションをご提供するクロス・ヘッドと共同して、日本語化を実施してきました。欧米諸国での実績をベースに満を持して、Ulteo OVDを日本市場に投入する運びとなりました。
■従来のVDIソリューションとの違い
・ 従来のVDI/アプリケーション公開ソリューションの基本機能に加えLinux環境にも対応。またJava/HTML5が動作するWebブラウザ上で動作させることができるため、エージェントレスにマルチデバイスでの利用を実現。従来のソリューションでは実現できなかった競争力のある価格で提供します。
・ これまでに実現できなかった、LinuxアプリケーションをWindows環境で動作させることができます。
・ Windowsアプリ、Linuxアプリを同時に利用することを実現できます。
■Ulteo OVDの対象市場
・ 文教市場(大学・研究機関を含む)
・ クラウド提供事業者(ワークスタイル変革などのソリューションを格安で提供を検討している事業者)
・ 中堅および中小企業(モバイルの活用、VDIソリューションを安価に導入することを検討している企業)
・ Linuxアプリケーション事業者
■Ulteo OVDの販売方式
・ 1年間契約のサブスクリプションライセンス方式
【Ulteoについて】
Ulteoはフランスのカーンに本拠地を置くコマーシャルオープンソース企業です。2007年に、Mandriva Linux の開発者としても広く知られる Gaël Duvalによって創設され、「デジタルライフをシンプルに」を理念に活動しています。UlteoはオープンプラットフォームをベースにUlteo独自のテクノロジーと革新性を付加することで、オープンソースの概念を拡張します。アプリケーションをOSから解放するUlteo OVDは、その理念を具体化したソリューションです。
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