奇跡の金属【MTA9100】のご紹介
これまで見たこともない全く新しい金属「MTA9100」のご紹介です。金属の世界では常識な話ですが鉄と銅は合金化することは不可能とされてきました。
お互いの性質がぶつかり合い混合させる技術がなかったからです。鉄はご存知の通り硬度があり様々な合金の源です。
一方銅は粘りがあり熱伝導性も優れています。もし鉄と銅の合金ができたらスーパー金属になると言われてきました。
MTAは30年にわたり鉄と銅の合金化を研究してきた素材開発会社です。開発では数々の失敗を繰り返してきました。
しかしその都度蓄積されていった莫大なデータをもとに、昨年ついに「鉄」と「銅」の合金化に成功。一般財団法人化学物質評価機構(CELI)にて試験を行った結果「鉄」90%と「銅」10%の合金化が確認されました。
奇跡の金属、命名は「MTA9100」です。マルチ・タスキング・アロイ、何にでも応用が利く金属という意味です。
鉄と銅の新合金MTA9100の特性は鉄の持つ「硬度」や「強度」と銅の持つ粘りや熱伝導性を併せ持っているということです。
鉄の硬度を持ちながら、銅の熱伝導性を持つ金属、エンジニアの方なら驚かれることかもしれません。これは銅をベースにした合金「ベリリウム銅」と性質がよく似ています。
ベリリウム銅は金型材としてはとても優秀で、各種製造メーカーで使われている素材です。ただその価格がネックでした。
例えばこのベリリウム銅の代替としてMTA9100をご使用いただくと、MTA9100は鉄がベースの金属ですので、ベリリウム銅に比べはるかに安価に大量供給が可能となりコスト削減が期待できます。
大幅なコストダウンは価格設定にも影響を与えます。ぜひ一度MTA9100をお試し下さい。
【MTAの優れた点】
硬度 引っ張り強度 熱伝導 表面加工 耐摩耗性 価格 加工性
【応用が期待される分野】
金型材 モーター軸 IH調理器具 ロケット飛行機分野 電気自動車分野 建築用ばね材