「日本のインテリアデザイン:多様な体験から未来を探る」
古来、大陸の影響を受けながらも日本は独自の文化・風土を背景に独自の空間を作り上げた。
近世「日本のインテリアデザイン」は国際化の中デザイナー達はパラダイムの再構築を模索した。
その過程を多面的に3人のナビゲーターと6人のパネリストにより考察・検証し今日と明日の「日本のインテリアデザイン」を考える3夜連続の夜話。
第一夜 空間/道具 「モノからコトへのデザインに見られるもの」 7月24日(月)18:00〜
真に豊かなデザインとは何か? 2008 年 JID 50 周年を記念して「原点、こころのデザイン」をテーマ にデザインの可能性を検証した。それからの 10 年、更なる高みを求め、2018 年 60 周年を前にこれ からのデザインを「モノからコトへ」の深まりにより、デザインに見えてきたものは何か? 近年国際化 の中での日本のインテリアデザインも時代の変容に対応しながら「より豊かな生活デザイン」には何が もとめられているか。これまでのデザイン活動を総括しながら、未来にむけた展望をさぐりたい。
ナビゲーター 川上信二 (有)フォルムSKR 取締役
パネリスト 寺原芳彦 武蔵野美術大学名誉教授
米谷ひろし TONERICO : INC. 代表 多摩美術大学環境デザイン学科教授
第二夜 芸術/科学 「異文化とのふれあいが生み出した今日と明日」 9月 4日(月)18:00〜
デザインは、与えられた課題に対して、科学的側面や芸術的側面を巧みに総合して応えて行きますが、 そのきっかけは課題に気づく何らかの「出会い」ではないでしょうか。中でも、異文化との出会いは、大 きな契機となるようです。今回は、それぞれ異なる文化を体験したデザイナーが、自らのデザインに与 えた「異文化との出会い」の働きや意味、そして今後の「日本デザイン」展開の可能性について語ります。
ナビゲーター 清水忠男 共生環境デザイナー / 博士(工学)
パネリスト 岩倉榮利 ICS college of Arts 理事 / 教授 京都美術工芸大学客員教授
川上玲子 北欧建築・デザイン協会会長
第三夜 産業/経済 「デザイナーが直面してきたこと、向かうべき明日」 11月17日(金)18:00〜
ヨーロッパ文明を急速に追い求めた日本の近代は、産業革命によって英国が握った世界商工業経済 の覇権を憧憬の目で見つめた。反面増える有産階級が成り上がりの支配層になり財産相続の関係で 強化された一夫一婦制、労働の劣悪化、環境の荒廃などは気にも留めていない。しかも富国強兵と共 に近世より強固な明治民法の設定は太平洋戦争の終り迄続く。産業は人間生存の基本だがデザイン との綜合的調和とは距離があった。戦後日本のデザイナーはどう動いたのか。
ナビゲーター 泉 修二 武蔵野美術大学名誉教授 室内及び家具デザイナー
パネリスト 豊口 協 長岡造形大学名誉教授 工業デザイナー
松本哲夫 (株)剣持デザイン研究所代表取締役 一級建築士・インテリアプランナー
● 会場 リビングデザインセンターOZONE 8Fセミナールーム
東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
● 定員 : 各回 80名 先着順
● 講演参加費 : JID会員・一般 3話通し割引価格¥5.000円 /各話¥2.000円 学生各話:¥1.000円
● 懇親会参加費: JID会員・一般 各回¥3.000円 /学生各回:¥2.000円
● 申込 : 下記申込書にご記入の上、事務局にFAX又はメールにてお申し込み下さい。
申込みフォームURL:
http://www.jid.or.jp/FormMail/contact.html
● 問合せ先 :(公社)日本インテリアデザイナー協会事務局 TEL:03-5322-6560
メールアドレス mailto:head@jid.or.jp