2016年宮本亜門演出で好評を博したシンガポール公演「幽玄」に続き3D映像演出を使用。世界初の能楽堂での3D映像演出!
先日、上演決定したスペクタクル3D能「平家物語」に、この度語り部として石川界人の参加が決定いたしました。
演出は舞台「ペルソナ」シリーズや舞台「攻殻機動隊ARISE」の演出を手がけた映画監督奥秀太郎、
3D映像技術も舞台「攻殻機動隊ARISE」、「幽玄」に続き明治大学総合数理学部福地研究室が参加。
当日能楽堂にて配布の能面型3Dメガネをかけて鑑賞していただきます。
公演は今年4月、銀座にオープンしたGINZA SIX(ギンザ シックス)内の観世能楽堂にて能の名作「熊野」「船弁慶」の二番を舞います。
一夜限りの納涼の夕べをお楽しみください。
チケット販売情報などは今後各プレイガイドで順次発表致しますのでお楽しみに!
『熊野』
平宗盛の寵愛厚い熊野のもとに、故郷・遠江国(静岡県)より、侍女・朝顔が老母の文を携えやってきます。
熊野は、「命あるうち一目会いたい」と記された母の文を持って宗盛のもとに暇乞いに行きます。しかし、この春ばかりの花見の友と、花見車で清水に連れていかれます。
浮かぬ心を引き立てて酒宴に連なった熊野は、清水から見渡せる景色を愛でて舞います。
折りしも降り出した村雨が満開の桜を散らし、
いかにせん 都の春も惜しけれど 馴れし東の花や散るらん
と、熊野が母の命を思って詠んだ歌に心打たれた宗盛は、ついに暇を許すのでした。
『船弁慶』
源義経は平家を滅ぼした後、兄・頼朝より疑いをかけられ、ひとまず都落ちし、西国へと向かいます。尼崎・大物の浦より船出することとなった一行。弁慶は時節柄相応しくないと、同行の静御前を都へ返すよう進言します。義経との別れを悲しむ静御前ですが、沈む心を引き立てて、烏帽子をつけて別れの酒宴で舞い、義経を励まし、涙に暮れながら見送ります。(中入)
船出した一行を嵐が襲います。見る間に波間より現れる平家一門の亡霊。中にも平知盛は激しく襲いかかり、海に沈めようとしますが、弁慶が祈り、法力によって消えていきます。
■スペクタクル3D能『平家物語』
○公演:2017年8月19日(土)18時会場 / 19時開演
○会場:観世能楽堂
○チケット料金:S席:7,000円、A席:6,000円(税込)
○一般発売日:2017年7月23日(日)10:00~
○取扱プレイガイド
・KANZE.net:
http://kanze.net/
・イープラス:
http://eplus.jp/3d-noh/
(ファミリーマート店内Famiポートでも直接販売)
・Confetti(カンフェティ)
http://confetti-web.com/3dheike
0120-240-540*通話料無料(受付時間平日10:00~18:00※オペレーター対応)
・ローソンチケット:
http://l-tike.com/ (Lコード:32324)
・チケットぴあ:
http://t.pia.jp/ (Pコード:480-727)
○出演:坂口貴信
○演出:奥秀太郎
○映像技術:福地健太郎
○録音:
語り部:石川界人
笛:一噌隆之
小鼓:観世新九郎
大鼓:亀井洋佑
太鼓:林雄一郎
地揺:坂口貴信 他
○監修:土屋恵一郎
○プロデューサー:土屋純一
○主催:観世文庫、明治大学
○共催:明治大学福地研究室
○協力:観世宗家、明治大学、パナソニック