株式会社ナウいは、シニア、シングルマザーのシェアハウス(IGH*1)の推進事業、生活支援に関連して、結婚相談サービスを開始・拡充し、顧客に向けた社会化支援を提供している。
今春、NPO法人JAGOからのコンタクトがあり、同NPOが救済し、支援しているギャンブル依存症(*2)からの脱却を目指した会員にとって、“家庭を持つことの責任感”が次に求められている社会の一員としての復帰に向けて重要であることを理解し、何らかサービス提供の方法がないか模索してきた。
株式会社ナウいが提供するBridal Tulip(ブライダルチューリップ)では、通常、一般にWeb等で募集した加入者で構成され、20代~40代の男女が中心の会員構成となっている。
JAGO会員の加入に際しては、加入面談時の人物確認や公的書書類確認に加え、Bridal Tulip加入者のWeb閲覧情報部分には付加情報を追記。ギャンブル依存症から脱却を目指した過去を持つ加入者であることを事前に伝え、ご入会からご成婚まで専門の「人生克服婚活コンサルタント」が支援する。また、依存症発症から脱却までの経緯や、一般的な再発の統計的データに関してもお見合い前にオープンにすることで加入者間の相互理解を図る仕組み。
今後も株式会社ナウいは、婚姻という社会参画の一形態の促進に向けて、特定の境遇にあってパートナー探しが円滑に行えない方へ向けても、加入者間の齟齬が出ないような相互理解の方法を推進して結婚相談サービスを提供していく予定。
*1)IGH
InterGenerationHouse(単身シニア1世帯、シングルマザー世帯2世帯で1つの居住空間をシェアするシェアハウスモデル。NHKクローズアップ現代に取り上げられている)
*2)ギャンブル依存症
自らの意志ではギャンブルから抜け出せなくなっているギャンブル依存症は世界保健機関(WHO)でも医学的に病気と認められている症状。国内に約250万人いると推定されている。20代から30代が多く、全体の6割強。