マンション、ホテル、病院、行政施設など大型の建物には、給水配管、給湯配管、空調冷温水配管など水配管が多く敷設されています。この水配管は20年を経過すると、配管とバルブやエルボとの接合部である継手部のネジ山が赤錆劣化で脱落し、強度が低下すると同時に地震などでそこから漏水が発生します。
熊本大地震や東日本大震災においても、建物本体は耐震強度が十分あり被害は殆どありませんでしたが、給水管や空調冷温水配管から漏水が多発したという事は広く知られています。損害保険会社も、漏水被害に対しての保険金の支払いが巨額になったと報じられました。
この地震による建物内の給水管、給湯管、空調冷温水配管からの漏水は全て、配管継手部の赤錆劣化した部分より発生しました。このような地震により発生する漏水を防ぐには、配管継手部にできた赤錆を、体積が10の1の非常に硬い黒錆に変化させ、配管同士を結ぶ継手部の強度を向上させる事で漏水を防ぐ事ができます。
水中の自由電子を水の運動エネルギーで剥離放電させ、配管内の全ての継手部の赤錆を黒錆に還元する配管内防錆装置「NMRパイプテクター」は、配管を切断する事なく配管外部より設置でき、施設の運営に支障は全くありません。
熊本大震災の際に多くの建物で給水管や空調配管より水漏れが発生しましたが、それ以前にNMRパイプテクターを全ての給水管、給湯管、空調冷温水、冷却管に設置していた熊本赤十字病院では、漏水は1ヶ所もありませんでした。
同様に東日本大震災で数多くのマンションや病院などで漏水が発生しましたが、NMRパイプテクターを設置していた宮城県、福島県、山形県のほぼ全ての施設で漏水は発生しませんでした。
この事により、配管内防錆装置「NMRパイプテクター」は、配管継手の赤錆劣化部を黒錆化して、強度を向上させ漏水を防ぐ事が実証できました。