機能性表示食品開発のためのヒト介入試験への取り組み
静岡県立大学 薬食研究推進センター 山田静雄(センター長)、森本達也(副センター長)、刀坂泰史, 砂川陽一
静岡県立大学で進めるヒト介入のメリット
・農作物・食品の付加価値を高める
・薬・食の専門家と臨床医が連携している
・静岡県を中心としたサポート体制の充実
・基礎研究から臨床試験まで一貫している
機能性表示食品の生産状況
・全国の機能性表示食品のうち、約3割は静岡県で生産
・付加価値の高い農林水産物、加工食品の生産を支援し、機能性表示食品の開発
本学でのヒト介入試験の体制と流れ
➀研究提案
・研究受け入れ審査:薬食研究推進センターの臨床研究審査委員会で受け入れの可否について審査します
・共同研究契約
・研究実施体制の決定:被験者の募集等、協力医療機関との連携をはかり、迅速に試験を実施できるよう研究体制を決定します
②研究開始前
・試験プロトコルの作成
・倫理審査委員会への資料作成
・倫理審査の実施
③試験開始
・被験者の管理
・モニタリング
・データ管理
④試験終了
・データ取りまとめ
・依頼者への報告
・学会・学術誌での発表
⑤機能性表示:国の新たな機能性表示制度により機能性の表示が可能
メリット
• 機能性表示食品の申請に必須であるヒトを対象とした効果を検討できる。
• 実施体制が充実しており、機能性表示食品開発のためのヒト介入試験に必要な健常成人を対象とした臨床試験実施が可能である。
• 結果の解析、論文化まで検討することができる。
• 必要な基礎研究も併せて行うことができる。
~以下の企業様は、是非ご相談ください~
• 基礎的なエビデンス(安全性など)を有するが、ヒトでの研究が必要な食品製品を有している企業様
• 食経験が豊富で有効性があると思われる商品を有している企業様
• 今後、機能性表示食品の開発を目指す企業様
【お問い合わせ】
静岡県立大学 教育研究推進部 地域・産学連携推進室 鈴木美帆子 (産学官連携コーディネーター)
eメール:renkei2@u-shizuoka-ken.ac.jp
電話番号:054-264-5124