【情報】運転中の覚醒度を向上させる革新的な音響技術の提案
大阪産業大学 工学部 交通機械工学科 准教授 伊藤 一也
概要
漫然運転や過労運転による事故を防ぐためには、運転中のドライバーの覚醒度が低下した場合に適切な方法で覚醒度を向上させることが重要です。従来のような警報音を用いて覚醒度低下の警告を促す方法は、ドライバーが煩わしさを感じて警告システムを停止させてしまうという懸念がありました。本技術は、ドライバーが運転中常に聴いているエンジン音に音像変化を付加することにより、警報音の煩わしさを低減しつつ、警報音と同等の覚醒効果を安全かつ効果的に得ることが出来ます。
活用事例
・電気自動車の交通事故低減:ドライバーモニタリングシステムにおける運転中のドライバーへの注意喚起による予防安全技術として他産業への活用(注意喚起による行動変化)
・喫茶店の客の回転率向上:店内BGMの音像変化が居眠り中の客を覚醒させ滞在時間を短縮
・スーパーや小売店の顧客サービス向上:買い物中の顧客に対し、周囲音の変化による関連商品の購買行動の促進
・オフィスや教室の環境改善:生産性/授業の質向上
キーワード
運転支援、覚醒度、音像、モビリティ、電気自動車、電動自動車、交通事故低減、交通事故予防、警報音、エンジン音、予防安全、モニタリング、音響
お問い合わせ
大阪産業大学 社会連携・研究推進センター 産業研究所事務室
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