報道関係者 各位
2014年7月1日
株式会社アクアビット
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2030年、巨大産業「クラウドロニクス・サービス産業群」が形成される
~「IT」「ICT」の次は、「クラウドロニクス」へ~
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~8月28日発売予定、「未来予測2015-2030」で予測~
株式会社アクアビット(本社:東京都中野区、代表取締役:田中栄、以下「アクアビット」)は、「未来予測レポート」シリーズの最新刊『未来予測2015-2030』において、これから2030年に向けて「クラウドロニクス・サービス産業群」と呼ぶべき新しい産業形態が形成される、という将来の見通しを公表します。
『未来予測2015-2030』は2014年8月28日に発売予定です。価格は30万円+消費税、本日7月1日から予約受付を開始します。
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コンピューティング環境(IT : Information Technology)は当初、パソコン1台の処理能力に頼るものでした。それが近年は、パソコンはネットワークを通じてサーバーと連携し、その能力を使うことが当たり前になりました。その結果、ネットワークは不可分なものとなり、「ICT」(Information and Communication Technology)という名称が定着しました。
そしてこれからのクラウド環境では、ネットワークは「ブロードバンド」へ、そしてコンピューターはパソコンから「データセンター」へ、それぞれ進化します。データセンターは、構造的には「スーパーコンピューター」と同じです。クラウドでは、ネットの向こう側にある“スパコン”の能力を、「サービス」として誰もが利用できるようになる。それはパソコンから“スパコン”への飛躍的な進歩であり、「コンピューティングの革命」と言えます。
ブロードバンドの特長の一つは「常時接続」です。様々なデバイスやセンサーは、ブロードバンドにつながることでデータセンターと「一体化」していきます。クラウドと、様々なエレクトロニクスの融合によって生まれるこの新しい環境を、本レポートでは「クラウドロニクス」と名付けています。
エレクトロニクス・通信・ネットサービスなどの連携は、やがて「クラウドロニクス産業」という一つの新しい産業カテゴリーに収斂していく。そしてこれを“土台”として、様々な産業の一部がデジタルサービス化し、領域を重ね合っていく。産業の境界線は、ますます曖昧になっていくでしょう。全体としては「クラウドロニクス・サービス産業群」と呼ぶべき、巨大な新しい産業形態が形成されていく、と本レポートでは予測しています。
これまでのコンピューティングは、エレクトロニクスやICT分野の中に閉じられたビジネスでした。しかし、自動車、エネルギー、住宅、医療、農業など、コンピューティングはこれまであまり馴染みがなかった産業分野へ本格的に進出していくことになります。
「未来予測レポート」シリーズの筆者であり、アクアビット代表取締役である田中栄は、「パーソナル・コンピューターの本格的な普及から約20年。コンピューターは、エレクトロニクス・ICTという“内海”から“外海”へ、ようやく船出したところ。コンピューターの歴史はまだ始まったばかりだ。」と述べています。
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今回公表した予測は、アクアビットが発行する『未来予測2015-2030』で詳細が解説されています。
「未来予測レポート」は中長期戦略を立案するために、その前提となる「将来の世界観」と「変化のシナリオ」を提示することを目的とする法人向けのレポートです。「未来予測レポート」シリーズはこれまで日経BP社から発刊され、大手企業を中心にシリーズ累計で1,200社以上に導入実績があります。業種・業界を超えた将来シナリオとして、幅広い分野で使われています。
これからは一つの業界だけを見ていても将来を読むことが難しくなっていきます。「未来予測レポート」シリーズは、「サステイナビリティ」「クラウド・コンピューティング」「ライフ・イノベーション」という3つのメガトレンドを柱に、エネルギー、自動車、エレクトロニクス、ICT、金融、食料、医療・ヘルスケアなど、幅広い産業分野を「横串」で将来を予測しているのが特徴です。
今回の『未来予測2015-2030』は「未来予測レポート」シリーズの“新章”と位置付けています。常に最新の情報を提供するために、今後のレポートは、アクアビットより「オンデマンド」で提供する形式に改めます。
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■「未来予測2015-2030」概要について
http://www.aquabit.co.jp/mirai2015.html
■株式会社アクアビットについて
http://www.aquabit.co.jp/