ロジカルテック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:田村留嘉)は、独自の仮想化技術を用いて、ウイルス感染経路の90%以上と言われるブラウザとメールに特化したインターネットウイルス予防ソフトウェア「iVaccine」(アイワクチン)を2015年8月より発売します。
既存のウイルス対策ソフトは、新種ウイルスの対応について、まずウイルスファイルから実行コードを分析し取得、そのコードをパターンファイルに適用してからユーザに提供するという手順で行われています。そのため、日々発生している多種多様な新種のウイルスに対して、対策が常に後手に回り、ウイルス対策ソフトだけでは最新ウイルスをリアルタイムに対応できないことが明らかになっています。
また、スパイウェアと、正規の監視ソフトや資産管理等のセキュリティソフトの動きは、動作が類似している部分があるためウイルス対策ソフトでは正確に区別できず、情報漏洩を根底から防止することは不可能です。
もちろん、怪しいリンクをクリックしたり、不審なメールの添付ファイルをそのまま開いたりしなければ感染のリスクは抑えられますが、ハッキングの手法は年々巧妙化しており、拡張子を偽造した画像ファイル、知り合いからの添付ファイル、改ざんされた企業のホームページからウイルスに感染するなど、もはやウイルス対策ソフトと人間の判断のみで防ぐには限界があります。
この度、弊社が発売する「iVaccine」は、事前に設定したブラウザやメールソフトの利用を、独自の仮想環境により既存の環境から隔離することで、利用中に注意不足により不審なリンクをクリックしたり、ウイルスの埋め込まれたファイルを直接開いたりしても、ウイルスを仮想環境では実行させません。このため、人間の操作に依存せず、常に安全な環境を与えて、ウイルス対策ソフトの欠点を補うことができるので、ブラウザとメール経由でのスパイウェアや未知のウイルスに感染する事故に対して、最も有効な予防策となります。さらに、現在問題となっている、標的型攻撃メールを原因とする個人情報漏洩事件により、セキュリティの懸念が高まるマイナンバー制度への対策にも最適です。
【iVaccineの特長】
◆未知のウイルスの予防
ブラウザとメールを経由したウイルスに実行可能な環境を与えないため、利用中に注意不足な操作を行ってもウイルスの常駐や拡散をさせず、従来のウイルス対策ソフトでは対応できなかった未知のウイルスも予防できます。
◆ファイルシステムの仮想化により安全
ブラウザとメールソフトから添付ファイルなどのファイルを直接開いた際は、独自の仮想ファイルシステム内で行い、ウイルスなど悪意のあるプロセスの実行を防ぎます。サンドボックスとは異なり、マイクロソフトのファイルシステムを使わないため、サンドボックスでは防げないマルウェアの実行を阻止できます。
◆レジストリの保護
ブラウザとメールソフト経由の危険なレジストリの情報を一切書き込み禁止し、ホームページやメール添付ファイルからの悪意のある操作を阻止できます。
◆クライアントの操作性
利用者は普段使っているデスクトップまたはVDIの仮想デスクトップ画面をそのまま操作することができます。
教育が不要で、簡単に使い始めることができます。