報道関係者各位
「和紙」は、いま日本政府が推進中の「クールジャパン戦略」や
ユネスコの無形文化遺産への登録で世界から脚光を浴びつつあります。
日本の手仕事の良さ、丁寧に作られた素材、独自の意匠をはじめ
伝統や文化に裏打ちされた高い技術力に世界の方々を魅了しているのです。
そんな和紙の更なる魅力をフランス・パリから発信するため
大阪にある小企業の取り組みが現在進行中です。
和紙卸売店の小野商店(大阪市生野区、担当:河手宏之)は、
フランス・パリ市内で9月5日(土)から6日間開催される
デザインやアートの展示会「パリデザインウィーク2015」に
独自の和紙製品を2点出展します。
担当の河手も3日に渡仏、現地の展示会場で「和紙」の魅力を
直接ヨーロッパ諸国の方々にお伝えし、知名度を上げることで
海外でのブランド化と市場拡大に貢献します。
担当の河手は今回のパリ出展の目的を
・和紙や日本のデザインがヨーロッパでどこまで通用するのかを確認する。
・ヨーロッパで和紙の知名度アップに繋げ、海外での販路を開拓する。
・海外の生の反応や修正点を踏まえて、国内販売にも繋げていく。
後継者不足や需要不足と和紙を取り巻く環境は厳しいのが現状ですが、
今回の展示会出展を通じて、得られた反応や情報を産地にフィードバックし、
今後とも業界の活性化と国内外の需要創造に寄与していきます。
▼展示会「パリデザインウィーク2015」の詳細は以下の通りです。
ホームページ:
http://www.maison-objet.com/fr/paris-design-week
会期:現地時間 2015年9月5日(土)から10日(木)まで
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
6日(日)16:00~20:00 オープニングカクテルパーティー
7日(月)14:00~ お茶席(お点前)ティーパーティー
会場:Galerie Gosserez ギャルリーゴスレーズ
3 Rue Debelleyme Paris France 75003(3区マレ地区)
TEL: +33-1-44-61-70-19
テーマ:JAPAN STYLE & DESIGN NOW(日本デザインの今)
Quatre Saisons 「四季-うつろい」
※今秋に京都にてパリ帰国展を開催予定です。
参照ホームページ:
http://www.onopapers.com/article.php/20150812212711951
参照画像:
https://goo.gl/jgCtyh
(出展品を鋭意作製中、イメージ画像になります。ご了承ください。)
※パリデザインウィーク2015に出展するのは以下の2点です。
①「清澄透明(せいちょうとうめい)」
同社独自が企画。襖紙を漉く際の表現方法を活用し、
紙全体に穴があいた透け感と三椏の素材感が特徴である
タペストリー型の越前産大判和紙を手漉きで作製。
主に個人や商空間を彩るインテリア素材として想定。
②「深森(みもり)」
同社がメンバーでもある※kon-gara(こんがら)が企画作製。
伊勢産の白色の大判和紙(870×2500ミリ、二方耳付)を、
微細で和モダンなデザインで切り抜き、切り起こしして表現、
切り絵のような巨大タペストリーに仕立て別注で作製。
主に商空間を演出する素材として想定。
※kon-garaとは、在阪の異業種4社が共同で取り組むデザイングループ。
大判和紙に和でモダンなデザインを切り抜き、切り起こしした和紙製品を
国内外の展示会に出展、商空間の演出素材として提案し、顧客開発中。
サンスクリット語で10の112乗の意。
公式ホームページ:
http://www.visual-mare.com/kongara/
公式ブログ:
http://www.blog.livedoor.jp/kongarakongara/