クアッドキューブ全位置検索の販売を開始

報道機関各位 ２０１５年１２月８日
株式会社データ変換研究所


移動体の周囲の緯度経度を検索するソフトウェア
「クアッドキューブ全位置検索」の販売を開始

株式会社データ変換研究所（本社：京都市中京区・代表取締役畑中
豊司、以下デ変研）は、空間を一定の緯度経度のグリッドに分割し
て物体情報データベースに格納し、空間内に存在する物体の情報を
検索できるソフトウェア「クアッドキューブ全位置検索」の販売を
開始いたします。
物体の情報を緯度辺と経度辺と並行な線、緯度経度の四辺形で区切
ります。このとき１つの四辺形の大きさは度数の小数点６桁の大き
さとします。京都の烏丸御池付近（北緯35.01000、東経135.760000）
であればこの四辺形の長さは11.1cm×9.1cmとなります。この１つ
の物体の情報をクアッドキューブと呼びます。クアッドキューブは
地図システムを使って作成することを予定しています。
作成されたクアッドキューブのデータは検索インデックスをつけて
物体位置データベースに保存します。移動体は物体位置データベー
スに検索半径を指定して検索することで、移動体の周囲にある物体
の情報をクアッドキューブのデータとして得ることができます。
移動体では検索したクアッドキューブのデータと、移動体につけら
れたセンサ（画像もしくはレーザー）によって、道路の側壁の情報
と照合させることで、道路の側壁の緯度経度の情報を度数の小数点
６桁の大きさで得ることができます。
移動体の位置を知る方法としてGPSが用いられますが、本方式はク
アッドキューブの情報か ら道路の側壁や、設置構造物の情報など
の地図情報に近いデータ群を作成することで、至近距離から現在位
置を特定できる可能性があります。今後、ロボットや自動車等の移
動体の自律制御、自動運転または遠隔操縦のために、実用化に向け
た検証実験を行ってまいります。

価格（税別）
　　クアッドキューブ全位置検索 for Linux 90,000円 / 1台
　　※　Windows 版もあります。技術をOEM提供します。