岐阜大学発　学生プロジェクト 大学地下水を使ったお茶「やさ茶」3月15日発売

2016年3月15日
国立大学法人　岐阜大学


岐阜大学発　学生プロジェクト
大学地下水を使ったお茶「やさ茶」3月15日発売


国立大学法人　岐阜大学（所在地：岐阜県岐阜市柳戸　学長：森脇久隆）は、学生グループ主体で開発したペットボトル飲料「やさ茶」を岐阜大学生協や連携企業の白川園本舗（岐阜県白川町）などにて2016年3月15日（火）より試験発売を開始いたします。「やさ茶」は、大学内から採取した地下水と白川町の宇津尾茶生産組合農家が丹精込めて育てた白川番茶を用いたペットボトル飲料です。


■岐阜大学の地下水を使用したやさしいお茶　「やさ茶」
「やさ茶」の水は岐阜大学内の深井戸から採取した地下水を使用しており、茶葉は宇津尾茶生産組合農家が育て白川園本舗（所在地：岐阜県白川町　代表：藤井清蔵）が丁寧に仕上げた白川茶を用いております。岐阜大学の地下水は硬度14mg/Lの軟水であるため、お茶の風味や旨みを抽出するのに適しており、あえて煎茶に比べカフェインが少ないといわれる「番茶」を用いることで、優しい甘みのある飲みやすい味に仕上がりました。試飲を重ね、番茶を選定する所からパッケージのデザインや価格設定、ボトルの形状など、「やさ茶」の企画は、地域と連携しながら岐阜大学の学生グループが主体で行っております。


■地域貢献としての「やさ茶」プロジェクト
岐阜大学では学生プロジェクトの1つとして、2014年6月より大学内の深井戸から採取した地下水をペットボトルに詰め「のみやすい」として発売しておりました。そして2014年9月より、新たな試みとして岐阜大学の地下水を活用した新商品開発の企画を行い「やさ茶」プロジェクトは立案されました。

●「やさ茶」をきっかけに、若い世代のお茶への興味を促進
「やさ茶」は低カフェインの番茶を使用することで優しい甘みのある味に仕上がり、小さな子供でも飲みやすくなっております。子供や若者など、若い世代が白川茶の伝統・文化や生産農業等への関心を高めるきっかけとなることを意図しております。


■今後の課題と目標　
試験販売中は大学内や白川園本舗の販路など限られた販路で販売しておりますが、本販売に向けて販路の拡大を目指します。第一に、より多くの人に知っていただくために、各種イベントへ積極的に参加することを予定しております。特に小さな子供向けの茶摘みイベントや白川茶の淹れ方講習などを企画し、若年層が白川茶を知るきっかけをつくり、興味を抱いていただけるような企画を検討しております。
また、試験販売によって商品のデザインや味わいなどの市場の評価を調査・分析して、より良い商品づくりを目指しています。
「やさ茶」は、白川茶では通常刈り捨てる番茶を活用しております。そのため、茶葉生産者の収益増加などの効果が見込めます。その効果を実証することで、煎茶をはじめとする白川茶全体の収益向上へと貢献できればと考えております。

■学生からのコメント
「やさ茶」は渋みを抑えた甘味のある味に仕上がりました。苦味が苦手なお子様でものみやすくなっておりますので、ぜひともご家族みなさんで「やさ茶」を楽しんでいただけたらと思います。「やさ茶」を通して、若い世代が日本茶に触れる機会をつくり、日本茶の美味しさを知っていただくのはもちろん、お茶の生産農家の後継者問題などにも貢献できたら幸いです。
岐阜大学　大学院工学研究科　2年　近藤貴之


■商品概要　
商品名：やさ茶
内容量：500ml
希望価格：140円（税別）
発売日：2016年3月15日（火）試験販売
販売場所：岐阜大学生協、白川園本舗ドライブイン七宗御殿、
岐阜県内の道の駅など

商品購入に関する問合せ：
㈱白川園本舗
住所 〒509-1431　岐阜県加茂郡白川町黒川2716-8
電話 0574-77-2121
Ｆａｘ 0574-77-2125
E-mail srkwen@quartz.ocn.ne.jp
ホームページ http://www.shirakawaenhonpo.com

■大学概要
法人名：国立大学法人　岐阜大学
代表者：学長　森脇久隆
所在地：岐阜県岐阜市柳戸 1-1
URL ：http://www.gifu-u.ac.jp/