皆さんは「コーチ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
スポーツチームの熱い指導者をイメージした方は多いんじゅないかと思います。
コーチ=人を指導する人と思われがちですが、「コーチング」の世界でいうコーチとは「基本的に相手(クライアント)と対等な存在」として関わっていきます。
コーチとクライアントの間に上下関係はありません。
コンサルタントのようにアドバイスもしません。「答えはクライアントの中にある」というのが、コーチングの基本的な考え方です。
答えはクライアントの中にある・・・ということはつまりクライアントの思いを引き出すノウハウを学べば、「コーチング」は誰にでもできます。ビジネス経験やそのスポーツの経験がない人がコーチとして活躍できるのは、そこにあります。
特に、女性にとって最適な仕事です。
なぜなら、時間や場所を問わずにできる仕事であり、子育てや家庭生活とも両立しやすい仕事だからです。
そして何より、女性の感性や特性を活かすことができることです。
本の中で、実際にコーチとして活躍している12人の女性コーチの事例を紹介しています。
その女性の中には、コーチングを学んだことが、離婚、貧困、介護、子どもの不登校など、数々の困難を自分自身の宝物にするきっかけになったという素晴らしい女性もいます。
あるいは、手に職もなく、幼子を抱えて離婚したどん底のシングルマザーが、藁(わら)をもつかむ気持ちでコーチングを学び、今では新しいバートナーのいるハワイと日本を自由に行き来しながら、コーチの仕事を行うという理想的なライフスタイルを実現した女性もいます。