弊社では震災翌日の12日、被害状況(途中の道路状態、放射能等)が判明しない中、代表の私がハンドルを握り12日から14日早朝に帰社するまで3日に渡り、被災地各所をまわり、自分の目で見てその悲惨さに言葉を失いました。この時よりトラック事業者としての責任が強く芽生え、 以後08月05日まで、19度に渡りすべて私自身でハンドルを握り、避難所へ奉仕にて緊急物資を運びました。生かされた私たちにできることは、多くの亡くなられた方々の死を絶対に生かすために、「すべての日本人が自分事として捉えて頂き、いま、何をすべきか」ということを真剣に考え、現地から悲痛なメッセージを共有することだと思います。
そして、私たちはライフラインを担う企業として、ここにBCPを策定いたしました。
この取組は、東京都産業労働局が、BCP専門コンサル会社「ニュートンコンサルティング」に委託し、都内の強い中小企業を造るために行われる事業です。
弊社は、東京都産業労働局より選抜され、計6回に渡りコンサルを受け、BCPを策定に着手しています。最後には実地訓練を行い、通常3日で事業再開を目指すところ、弊社では翌日に営業再開を目指し装備品を備え、随時訓練を実施、来るべき緊急時に備えます
BCPに基づく装備品準備計画・目標
●平成23年7月 発電機 到着
●同年 7月 防護服30着 発注、到着
●同年 8月 衛星電話 1台到着。土のいらない土のう20袋到着。ソーラ充電器(スマホ、スマホタブ対応)到着。
●年 9月 本部(本社)用テント発注。非常食100食発注
●平成23年度中 GPS機能対応の携帯電話、衛星電話、無線のいずれかを全車に。
●平成24年度中 トラック用ターミナルを高台に移転する
●平成25年度中 太陽光発電等の自家発電装置を設置
●平成28年度 自社経営のガソリンスタンドを立ち上げる
上記の中長期計画に基づき、弊社ではあらゆる緊急事態が発生した際にも通常営業を滞ることなく続けられるよう、インフラの一端を担う企業として、またライフラインを止めることのないように周到に備えます。