世界標準の俳優訓練の先駆者であり、STONEψWINGSアクティングスクール校長である
演技講師別役慎司(べっちゃくしんじ)氏がこの度、アメリカのロサンゼルスとニューヨークで演技指導ツアーを終えた。
日本人が日本語で、通訳を介してアメリカのプロ俳優に演技を教えるということは極めて異例である。
ロサンゼルスは、ダウンタウンとハリウッドの中間地点にあるstudio/stageという劇場で、
2018年2月26日と3月2日指導した。2月26日はアメリカ演技ツアーの主催者であるPaul Parker氏と
前半・後半で分け、後半の90分を担当した。8名が参加。
3月2日はロサンゼルスの5日間のレッスンの最終日であり、現地で俳優を目指す日本人も
交えたミックスクラスで、180分全てを別役が担当した。14名が参加。
ニューヨークは、3月6日の1回で、Paul Parker氏と前半・後半で分けた後半の90分を担当した。7名が参加。
別役慎司氏が教えた内容は、スタニスラフスキー、マイケル・チェーホフに基づくもので、
テーマは「精神と身体の結びつき」であった。
アンケート回収17枚の結果は以下の通り。
項目は満足度を五段階評価で、Very Satisfied・Satisfied・Neutral・Unsatisfied・Very Unsatisfied
で訊ね、15人がVery Satisfied、2人がSatisfiedにつけた。
再び別役慎司の指導を受けたいかという問いに対しては、Yes・No・Unsureのうち、
16人がYesと答え、1人がUnsureと答えた。
このことからも受講者の満足度が高かったことがうかがえる。
コメントとしては
「あなたは強く、プロフェッショナルで優しい。あなたからもっと学びたいです」
「クラスの構成が素晴らしくて、エクササイズがよく説明された上で実践され、非常に役に立ち、楽しかった」
「スタニスラフスキーとチェーホフのエクササイズが本当に良かった」
など、称賛の声が寄せられた。
別役慎司氏は今回の旅で、改めて海外でも演技講師として通用する手応えを得たという。
8月にはオーストラリアでワークショップを開く計画で、国際的な演技講師としての活躍が期待される。
【STONEψWINGSアクティングスクール】
2000年創設。世界標準の俳優訓練を提供すべく別役慎司が指導してきた。
スタニスラフスキー、シアターゲーム、インプロヴァイゼイションを中心に教えている。
http://www.stone-wings.com/actingschool/index.html
【別役慎司】
ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校の留学時代より、世界最前線の俳優訓練や演出法を研究。帰国以来、日本での先駆として俳優訓練を提供。 大原高等学院、劇団ひまわり、東京アニメーションカレッジ専門学校、VANZ ENTERTAINMENTなど、外部講師も歴任。 スタニスラフスキーシステム、シアターゲーム、インプロヴァイゼイションの日本での第一人者。 ギリシア悲劇や英国演劇、演劇教育についても詳しい。 俳優としても、数々の舞台で主役級を演じている。俳優教育をビジネスパーソンの教育にも応用し、インプロやスピーチ&プレゼン術などを教え、研修講師としても活動している。