イラクや南スーダンなどで活動する国際協力NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ,本部=東京都千代田区、代表理事=大西健丞)は、東日本大震災の被災者に対する中長期的な支援を、宮城県南三陸町などにおいて行っています。
震災以降、町民の多くが仮設住宅へ移り住み、土地利用の問題からも子どもたちの活動場所や行動が制約されていることを背景に、2012年6月より、PWJは町の子どもなどを対象とした体験学習講座「南三陸町アフタースクール」を展開しています。
このプロジェクトは、震災以前に、町民の先生を通じて地域の仕事・歴史・文化を学ぶ場として町民に親しまれていた「ふるさと学習会」を参考にし、未来を担う子どもたちに「安心して学べる場」「多様な体験」の場を提供することで、以前からあった地域住民のつながりを取り戻すことを目的としています。
また、町外の企業等を招いて、企業の本業を活かした講座を展開することで、南三陸町内のコミュニティのつながりに多様性がうまれ、新しいコミュニティ形成の一助となることが期待されています。
なお、このたびは三井化学株式会社のご協力のもと、下記のスペシャル講座を開催します。
<開催概要>
「化学実験教室-ふしぎ体験隊(※)-」
日時:9月29日(土)、①10:00-12:00 ②14:00-16:00
10月12日(金)、13日(土)
場所:さんさん館(南三陸町 宮城県本吉郡南三陸町入谷山の神平10-1)
参加対象:小学生
内容:製品を用いた実験教室「スライム体験」「ペットボトルを使った実験」
企画・運営:特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン、一般社団法人 南三陸町復興推進ネットワーク
協力:三井化学株式会社
※三井化学株式会社「ふしぎ探検隊」
次世代を担う子どもたちに化学の楽しさや面白さを伝えたいという社員の発案により、2006年に始まった化学実験教室です。毎年、各事業所近隣の学校やイベント等で教室を開いており、2011年度は4,500名を超える子どもたちに参加実績があります。