弊社ではこの問題に対して短時間に乾燥出来る乾燥炉を開発致しました。
1、従来型熱風乾燥炉の問題点
①前準備で炉内全体の設定温度に到達する迄の昇温に時間がかかる(30分~60分)
②雰囲気炉である為、被乾燥物の熱吸収率が悪く乾燥に時間がかかる
③炉内に温度センサーを設置している為に均一温度にならない(温度ムラによる加熱不良がある)
③炉内に温度センサーを設置している為に均一温度にならない(温度ムラによる加熱不良がある)
⑤燃量の消費が多い
⑥CO2排出量が多い
2、高圧熱風乾燥炉(PAT)
1)方式
①乾燥炉内部に多段のノズルを持った熱風吹出しダクトを連立に配置した
②静圧の高いファンで設定温度の熱風を被乾燥物に連続的に吹付ける方式とした
③熱風発生機の後側に温度センサーを設置して設定温度の熱風を吹付けられる様にした
2)特徴(弊社実績)
①前準備で炉内全体が温まらなくても循環系統の熱風が設定温度になれば作業が可能。初期昇温が速くなる
②被乾燥物の熱吸収率が90%以上と高効率なので乾燥時間が速くなる
③設定温度の熱風を吹付けるので温度ムラによる加熱不良が起きない
④設置スペースが小さくなる
⑤燃量費が半分以下になる
⑥CO2排出量が半分以下になる
3、経済性、省エネ、環境対策
1)2倍以上の生産が可能となる
2)2倍以上の生産が可能となる
3)コストが削減される
4)背高い被乾燥物でも上下が均一に乾燥出来る
5)設定温度を吹き付けるので加熱不良が起きない
6)炉体が小型化となり、設置スペースの有効活用ができる
7)CO2が少なく環境に優しい
4、考察
1)あらゆる加熱に対応可能
2)炉内全体が温まらなくても循環系統の熱風が設定温度になれば、作業が可能
3)循環ファンの運転だけで、炉内が50℃以上昇温する
4)肉厚物の加熱に期待出来る
5)長尺物を水平炉で生産で来る
6)条件によっては低温乾燥が可能、次工程の組立、梱包が可能
7)大幅なコスト削減になる
8)加熱温度での不良は無くなり、品質が向上する
9)CO2削減で地球温暖化防止対策になる
10)ISO対策になる
5、<温 度>
50℃~350℃
6、<熱 源>
L,P,G、都市ガス、電気、蒸気等
7、<用 途>
金属、窯業、プラスチック、水切り等の加熱又は、乾燥