中小企業診断士事務所StrateCutions(東京都新宿区)は、顧問として常に身近で中小企業を支えている税理士を中心に、現況から早期に脱却・回復基調に乗る支援を行う人材を育成する「速効回復支援士養成講座」を開設、予約者に対する講座を開始します。一般から受講生を募る本格開始は2021年7月を予定しています。
■講座開設の背景・目的
新型コロナウイルス感染症の蔓延が4年目に突入、ウイズコロナが常態化して人々・企業の活動が今ひとつ低調に留まっている一方で、ウクライナ・ロシア戦争などの影響による諸物価の高騰が企業を苦しめています。一方で、2020年からのコロナ特別貸付・コロナ特別保証(ゼロゼロ融資を含む)で資金調達をした企業・経営者の中には「景気が回復しない中で努力しても無駄なので、もうしばらく様子を見よう」と考えている者がおられるようです。話を聞くと「事業環境が元に戻らない中、事業改善や事業再構築の取組を進めて逆効果になるのが怖い」と悩んでいる経営者もいるほどです。
「景気が回復して、上潮の時に経営努力しよう。その方が努力の成果が効果的に現れる。」その考えはもっともで、企業によってはその余裕があるのも事実です。一方で、体質によっては取組を躊躇する余裕など全くなく、今すぐ経営努力を始めるべき企業もあるのに、手をこまねいている場合もあります。このような状況にある企業に「自助努力を始めた方が良いです。今すぐに!」と誰かにアドバイスしてもらえると、「あの時に経営改善に着手していれば、会社を潰さずに済んだのに」と涙する事例を減らすことができると考えられます。
また「早めに取組を始めていれば、今頃は倒産せずに済んだだろう」と思われる状況も考えられます。「まだ今しばらく様子を見ることのできる資金的余裕がある」と思われる企業であっても、思わぬ事態に遭遇する可能性があるのです。例えば普段なら「3ヶ月で成果は出るはずだ」と考えられる取組を始めたが、今の事業環境下では状況が変わっており、成果が出るのに1年かかってしまうかもしれません。「資金が枯渇するまであと6ヶ月ある。大丈夫だろう」と見越していたとしても、最悪の場合には経営破綻の可能性があるという意味です。
「景気回復まで待てるのか?今すぐ自助努力を始めるべきなのか?」についてアドバイスできる最適任者は、顧問として常に身近で中小企業を支えている税理士です。「その気になれば自助努力できるのに余裕があると油断していると思わぬ事態に遭遇しかねない。今すぐ自助努力しましょう」と助言できるのも税理士です。税理士の適切なアドバイスで、「あの時に経営改善に着手していれば、会社を潰さずに済んだのに」と涙する事例を減らすことができると考えられます。
このように考えて中小企業診断士事務所StrateCutions(東京都)は、2023年4月から「速効回復支援士」の養成プロジェクトを開始します。常に中小企業の側にあって会計事務を担いでいる税理士が企業の現状を的確に判定して「事業改善に取り組み始める最適なタイミングは今です」と中小企業・経営者に伝え、取組を始めるよう促せる人材育成を目的としています。4月から「速効回復支援士養成講座」を既に予約頂いた受講生を対象に実施し、7月から一般受講生の養成を開始します。今後5年間で500人の支援人材を養成予定としています。
■講座の特徴
1. 中小企業が手遅れにならないよう事業改善に着手できるタイミングを見計らい、行動を促せる専門家の育成を目的とし、必要な内容を網羅している。
・ 中小企業の状況を判断する方法
・ 速効回復支援の対象になる中小企業・経営者を判定する方法
・ 中小企業経営者に「事業改善に着手するのは今」と納得してもらう方法
・ 中小企業経営者に事業改善を勧める接し方(コーチング)
2. 21(約8時間)の動画講義にて完結(速効回復支援士となる)。
3. 受講後も十分な能力をキープし、事例・ノウハウ等を積み重ねていける体制を用意(事業性評価支援士協会による。)
4. 日本政策金融公庫(前身は中小企業信用保険公庫)に約30年在籍した中小企業診断士・MBAが講座を開発
■今後のスケジュール
【紹介セミナー】
2023年5月以降、首都圏からスタート
【養成講座】
2023年4月から予約者向け講座をスタート
2023年7月から一般向け講座をスタート
■「速攻回復支援士養成講座」運営母体
■「事業性評価支援士協会(受講後の継続支援を実施)」運営母体
中小企業診断士事務所StrateCutions(
https://stratecutions.jp/ )
代表:落藤伸夫(中小企業診断士・MBA。元日本政策金融公庫勤務)