温度センサ開発のスペースワークス(京都府亀岡市/代表和田耕一)は、仏壇からの異常温度を早期発見できる「仏壇警報器」の新製品を開発した。
■住宅の仏壇からの火災の現状と背景および対策
住宅に於いて、火災おそれのある仏壇や神棚は線香やロウソクによる出火原因で、火災を引き起こし、毎年、数多く発生している。この仏壇からの火災を素早く対処することが重要です。
■仏壇警報器の概要
1.警報器とピンスイッチと電池(DC4.5V)で電子回路を構成する一般的な防犯警報回路に於いて、コード付温度メモリセンサを回路接続した温度センサ付き異常温度警報器です。
2.コード付温度メモリセンサは温度メモリセンサにコネクタでコードを接続する。ピンスイッチはストラップを取付け、警報器の試験スイッチとする。また防犯(非常)スイッチとして使用もできる。
【備考1】:警報器は電子ブザーを使用し、ピンスイッチはスティックピンスイッチを使用する。
【備考2】:温度メモリセンサは可溶絶縁電線(軟化)と形状記憶合金(復元)を利用して、組合せ一体化した製品です。設定温度は80℃。
■仏壇警報器の設置
1.住宅於いて、火災のおそれがある仏壇や神棚に仏壇警報器を設置する。
2.仏壇に於いて、温度メモリセンサはロウソクや線香付近に設置し、警報器は直接的な火災の伴う異常温度の影響が受け難い位置に設置する。
3.例えば、仏壇の線香やロウソクによる異常温度が発生した時、設置した温度メモリセンサが異常温度を感知し、警報器の電子ブザーで異常温度を報知する。
4.このように、仏壇からの異常温度を早期に発見して、初期消火により住宅火災を未然に防ぐことができる。また、人身事故や緊急非常事時、ピンを引き抜き電子ブザーで防犯(非常)警報もできる。
■仏壇警報器の特徴
1.警報回路にコード付き温度メモリセンサを接続した待機電力ゼロのエコ技術の製品です。感知温度(80℃)です。
2.防犯警報器にコード付き温度メモリセンサを組合せた製品です。
3.仏壇からの異常温度を早期に発見して、火災を未然に防止できる。
4.仏壇や神棚に手軽に設置(吊す、置く)できる。
5.設置が便利な極めてコンパクトで軽量です。また、取扱いが非常に簡単です。
6.消防法令基準の定める定温式感知器1種(120秒)の性能に対応できる製品です。
■温度メモリセンサの特徴
1.温度メモリセンサは可溶絶縁電線(軟化)と形状記憶合金(復元)を利用した製品です。
2.形状記憶合金は永続的記憶で錆がなく、一度作動すれば永続に保持する。
3.電源不要の物理的動作で、誤作動がなく敏速で精度良く長年に渡り使用できる。
4.非復帰型で作動後の確認ができる。(一度感知作動/再不能。作動個所を削除し接続替え)
■仏壇警報器の用途
1.仏壇、神棚に使用する。
2.火災のおそれがある場所に使用する。
■仏壇警報器の仕様
【1】仏壇警報器〔KH-K15〕〔コード(1.5m)〕標準価格 4.250円
(A) 温度メモリセンサ:設定温度:80℃(±10) 熱感知方式 (B) 警報器:音量100db以上(前方1m) (C) 外部接点: a 接 (D) 電池:LR44型ボタン電池(3個)4.5V (E) ケース材質:難燃性ABC樹脂成型品(黒、赤) (F) 寸法:D40×W60×H20/mm (G) 重量:約40g (H) コード:0.3sq×2C
【備考】:家紋または宗派紋はオプション品(別途品)です。
■お気軽にお問い合せ下さい。(なお、技術移転や共同開発などご関心のある方、お問い合せ下さい)