【ヘルスケア】すぽんじへあ-毛髪を多孔化しヘアケアを変える
岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 教授 武野 明義
概要
従来のヘアカラーは、色持ちが悪い、薬剤により髪にダメージを与えるなどの欠点がありました。本技術では、毛髪をスポンジのように多孔化し、薬剤を浸透させることにより、ヘアカラーやトリートメントを行います。髪に応力を加えて多孔化する物理的方法のため、従来の薬剤によるアレルギーなどの弊害もありません。この多孔化により髪が受けるダメージは、通常行われるブリーチ(脱色)処理に較べても大幅に小さなものに制限してあります。また、美容院等で容易に活用できるように器具の開発も行っています。
活用例
アレルギーのためヘアカラーができなかった人だけでなく、臭いもせず天然色素によるカラーリングを望む人も多いはずです。従来の方法のすべてを置き換えるものではありませんが、新たな選択肢として全国理美容室36万件、市場規模1.4兆円の市場に参入します。また、自宅で処置が可能なコンシューマー向け展開についても検討しています。
キーワード
ヘアカラー、毛髪、白髪、多孔化、アレルギー、ブリーチ
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岐阜大学 産学官連携推進部門
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