TNTエクスプレスは、10月11日、オランダのダイフェンにおいて、毎年恒例のエコドライブ・コンペティション『Drive Me Challenge(ドライブ・ミー・チャレンジ)』の決勝大会を開催しました。『Drive Me Challenge』は、TNTエクスプレスのドライバーに、安全で燃費の良い運転を促すことを目的としたエコドライブ・コンペティションです。今年で7年目の開催となりますが、今回初めて、フォークリフト車と配送トラックの両方の運転技術テストが行われました。
世界中のTNTから選出された13カ国の最優秀ドライバーが、本イベントのために数ヶ月間、準備をしてきました。『Drive Me Challenge』コンペティションで、どのような交通状況であろうと、小包を時間通りに、完全な状態で集荷および配送できるかなど、日常業務をシミュレーションする形で競われました。
本コンペティションは、ル・マン方式で開始され、クラクションの音で、各チームのドライバーと交代ドライバーは一斉に、各自の配送トラックに向けて走り出します。スタート前には、フォークリフト車のドライバーにより、水の入った容器を載せたパレットが配送トラックに積み込まれ、チーム毎にタイムと運転後に残った水の量に応じてポイントが加算されます。ドライバーはコースを3周(全走行距離31km)走行した後、交通安全、カスタマー・エクスペリエンス(顧客満足)、燃費効率、スピードの4つの基準に照らして評価されました。
TNTのエクスプレス・ロード・ネットワーク担当マネージング・ディレクター、バス・ヤンセン(Bas Janssen)は次のように述べています。「『Drive Me Challenge』コンペティションにより、ドライバーは自分の運転技能を他国の同僚と比較して評価することができ、優良な運転の手本となることができます。本コンペティションはこれまで、当社の燃費削減への取り組みに大きく貢献してきました。また、本コンペティションは、エクスプレス貨物を時間通りに、環境にやさしく、安全で、顧客の立場に立った方法で配送するという日々の業務に密接に関連しています。」
今年の『Drive Me Challenge』コンペティションでは、その重要な役割が認められ、フォークリフト車のコンペティションが追加されました。フォークリフト業務は、短距離走者のスピードと、時計職人の正確さの両方が求められます。フォークリフトのドライバーは、箱 / ケージ、パレット、長尺物の3種の貨物積載テストを行ったほか、すべてのドライバーに対して安全および衛生検査が行われました。
『Drive Me Challenge』コンペティションは、TNTエクスプレスのパートナーである非営利組織「フリート・フォーラム(Fleet Forum)」が企画し、ドライバーの精神衛生、安全性、燃費効率を高めることを目指しています。本コンペティションの開催にあたり、オペル(Opel)社から15台の商用バン、トヨタから6台のフォークリフト車、ライサンダ(Lysanda)社からドライバーの燃費効率を分析する車載テレマティクス機器が提供されています。