TNTエクスプレス、ブラジル国内の事業の保持を決定

オランダに本拠地を置く世界有数のエクスプレス・サービス・プロバイダ、TNT Express N.V.（本社：オランダ・アムステルダム、CEO：テックス・ガニング、以下、TNTエクスプレス）は、このたび、ブラジル国内の事業、TNT Mercurioの入札希望者との話し合いを打ち切ったことを発表しました。今回、TNTエクスプレスでは、承諾可能な条件での売却が不可能であると判断したことによるものです。

TNTエクスプレスでは、2013年3月に、同社のブラジル国内事業の売却準備を開始したことを発表していました。これまで、株主やお客様、従業員にとって最善の結果を得られるよう、包括的なプロセスを実施してきました。買収に興味を示した入札希望者はいましたが、最終的に適切な価格や条件を提示する希望者は現れませんでした。

今回の決定を受けて、TNTエクスプレスは、顧客満足度、サービス品質、収益およびコスト管理に注力しながら、引き続きブラジル国内事業の改善に取り組んで参ります。すでに実施している改善策により、ブラジル国内の事業は、優れたサービス実績を挙げており、新しい収益を創出し、損失を大幅に削減しています。2013年第4四半期の実績は、引き続き2013年第3四半期累計と同水準で改善しました。

今後、TNTのブラジル国内事業は、TNTエクスプレス内の別事業部門として管理されることになり、非継続事業ではなく、継続事業として決算されることになります。


TNT Express N.V. について
TNT Express N.V. は、世界最大級の国際総合輸送会社で、1日あたり100万もの書類、小包、パレット貨物を配送しています。欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋、南北アメリカでロードとエアネットワークを運用しています。2012年度の売上高は、73億2,700万ユーロ（約8,060億円：1ユーロ＝110円換算）を計上しました。TNTについての詳細はこちらのWebサイト（http://www.tnt.com/corporate）まで。