オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」を提供するZabbix社(本社、Zabbix SIA:ラトビア共和国、代表取締役社長: Alexei Vladishev (アレクセイ ウラジシェフ)、日本支社、Zabbix Japan LLC:東京都港区、代表:寺島広大)は、ぷらっとホーム株式会社(証券コード:東証6836、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木友康、以下ぷらっとホーム社)製ハードウェアを採用し、最新版Zabbix 2.2を搭載したアプライアンス「Zabbix Enterprise Appliance ZS-5220とZP-1220」の2製品の提供を開始致します。
本製品はZabbix 2.2の搭載により、VMware仮想環境のハイパーバイザーや仮想マシンを自動的に監視対象として登録し監視を行う機能を新たに搭載し、煩雑な設定作業を行うことなく物理、仮想環境の統合的な監視を可能にします。
また、Web監視機能やWindowsイベントログ監視機能の改善、Windows WMI監視機能や内部イベントの追加、Webインターフェースの改良、パフォーマンスの大幅な改善などZS-5200、ZP-1200と比較し100以上の改善と機能追加を行っています。
既にZS-5200、ZP-1200をご利用のお客様はZabbix Enterpriseサイト(※1)にてソフトウェアをアップデートしてZS-5220、ZP-1220と同等の機能を利用することができます。
2014年2月28日から3月1日に東京日野、明星大学にて開催されるオープンソースカンファレンス 2014 Tokyo/SpringのZabbix社ブース内にて本製品の展示を行います。
[製品詳細]
Zabbix Enterprise Applianceの製品詳細は下記Zabbix Enterpriseサイトに掲載を行っています。本サイトではアップデートソフトウェア、および追加ソフトウェア、オンラインドキュメントの提供を行っており、アプライアンスの長期的な運用を支援いたします。
http://enterprise.zabbix.co.jp
[監視機能]
· Ping監視
· VMware環境の自動監視
· Linux、AIX、HP-UX、Solaris、Windowsサーバーのリソース監視
· プロセス、Windowsサービス監視
· ファイル監視
· ログ監視、Windowsイベントログ監視
· Webページ監視
· Windowsパフォーマンスカウンタ監視
· Windows WMIによる監視
· TCPポート、NTP、DNS監視
· SNMP v1、v2c、v3を利用したネットワーク機器の監視
· SNMPトラップ監視
· IPMIを利用したハードウェア監視
· ODBCを利用したRDBMS監視
· SSH/Telnetを利用したエージェントレス監視
· コマンド、スクリプトを利用した監視機能の拡張
· Javaアプリケーション監視機能 (※2)
· 監視対象機器のオートディスカバリ機能
-高信頼性・高パフォーマンス監視アプライアンス
アプライアンスのベースとして定評と実績のあるぷらっとホーム社の小型、ファンレス、スピンドルレスのハードウェアを採用し、サーバールーム(※3)だけでなくオフィススペースや店舗、工場など設置場所を選びません。
また、Zabbix専用機としてOSおよび各種ソフトウェアの最適化を行い、中小規模向けの監視アプライアンスとしてLinux、UNIX、Windows各種サーバー、ネットワーク機器の監視を一元的に行うことができます。
さらに、自己監視機能を内蔵し、監視マネージャの障害の検知と自動復旧を行うことも可能です。
-オールインワン監視ソリューション
Zabbix社がこれまでに培ってきたシステム監視の技術と経験を投入し、Zabbixによる監視をスムーズかつ安定して行えるよう、周辺ソフトウェアも含めてセットアップ済みの状態で監視をすぐに始めることができます。
また、Zabbix Enterpriseサイト(※1)にてZabbixのソフトウェアアップデート、追加ソフトウェアの提供、先出しセンドバック保守を一括して提供し、長期間に渡って監視システムを安定維持するためのソリューションを提供します。ソフトウェアアップデートはOSおよびZabbixを含めた検証済みのソフトウェアを本機より一括でダウンロード、インストールすることができ、長期に渡り監視システムの安定した運用をサポートします。
-システム管理Webインターフェース
システムの稼働状況の確認やサポート情報の取得、ネットワークの設定を行うことができる専用のWebインターフェースを備え、Linux OSを操作することなくシステムの管理を行うことが可能です。
-前面LEDによるステータスの表示
前面に搭載されているLEDランプによりZabbixの稼働状況と動作状況を表示することができ、管理インターフェースを開くことなく正常に稼働しているかどうかを確認することが可能です。
[Zabbix Enterprise Appliance ZS-5220の特徴]
-中小規模向けアプライアンス
小型ながらおよそ200監視対象(※4)までのシステムを監視することができ、中小規模のシステムに対して簡単に統合監視ソリューションを導入することができます。
-省電力・省発熱・省スペース
高い処理性能を持ちながら、通常のIAサーバー(※5)と比較して約90%の電力削減が可能な15Wという超低消費電力、周辺温度50℃でも運用可能な空調いらずの堅牢設計、占有面積にして約1/9の小型サイズ筐体と、非常に優れた省電力率・省発熱率・省スペース率を誇ります。
-メンテナンスフリー
監視データの蓄積に最新のデータベース技術を採用し、長期運用による監視マネージャのパフォーマンス低下を防ぎます。長期に渡る安定した監視データの保存により、グラフを利用したシステムのパフォーマンスの傾向分析、障害解析を容易に行うことができます。
また、監視設定の定期バックアップ機能を内蔵し、監視設定の間違いやハードウェア障害からの復旧、同一設定の監視サーバーの複製を容易に行うことができます。
-Zabbix入門トレーニングによる導入の支援
本製品を利用した監視システムの円滑な構築を支援するため、本製品をご購入頂いたお客様はZabbix入門トレーニング(通常18,900円(税抜))に無料でご参加頂けます。(※6)
本トレーニングでは操作概要や監視設定の追加、障害通知、グラフ表示設定などZabbixの主要機能の基礎的な利用方法を、実機を利用して半日で習得することができます。
[Zabbix Enterprise Appliance ZP-1220の特徴]
-監視能力
Zabbixサーバーの子サーバーとして動作し、小型ながらおよそ200監視対象(※4)までのシステムを監視することができます。収集した監視データはZabbixサーバーに送付され、監視データは一元管理されます(本機のみで監視を行うことはできません)。
-インターネットやクラウドと連携
複数の拠点に分散されているシステムをインターネット越しに監視したり、クラウド上に配置されたZabbixサーバーから複数拠点のシステムを監視することができます。
-省電力・省発熱・省スペース
通常のIAサーバー(※5)と比較して約95%の電力削減が可能な7.7Wという超低消費電力、周辺温度55℃でも運用可能な空調いらずの堅牢設計、占有面積にして約1/38の小型サイズ筐体と、非常に優れた省電力率・省発熱率・省スペース率を誇ります。
-メンテナンスフリー
ZP-1220は監視設定をZabbixサーバーから取得し動作し、収集した監視データはZabbixサーバーに送付します。本機に保存されるデータはすべて一時データとなるため、故障時などは本機を入れ替えるのみで対応が行えます。
また、本機は再起動することで内蔵データベースの再作成を行うことができ、データベースのメンテナンスを容易に行うことができます。
-VPN機能の搭載
専用のVPN機能がプリインストール済みになっており、システム管理WebインターフェースからVPN機能を有効にするだけで、簡単にZabbixサーバーとの通信を暗号化することができます。
VPN通信はHTTPプロキシ経由で利用することも可能なため、拠点のファイアーウォールの設定変更を行わず、データセンターやクラウド上にインストールされたZabbixサーバーへ安全に監視データを送信することが可能です。
(※1)
http://enterprise.zabbix.co.jp
(※2) 追加ソフトウェアのインストールにより可能
(※3) ラックマウントキット別売
(※4) 20000監視項目、5分間隔の監視の場合。1監視対象あたり100監視項目として
パフォーマンス測定。
(※5) ぷらっとホーム社 TRQX-1/55SAと比較。
http://www.plathome.co.jp/products/server/trqx_155sa00/
(※6) ご購入1台につき1名様のご参加となります。
[ZS-5220製品の詳細と販売方法]
名称: Zabbix Enterprise Appliance ZS-5220
同梱物:
· 本体および電源ケーブル
· 取り扱い説明書
· Zabbix設定バックアップツール
· Windows、Linux、AIX、HP-UX、Solaris用監視エージェントソフトウェア
販売方法 : Zabbix社日本国内パートナーから販売
· Zabbix社パートナー
http://www.zabbix.com/jp/partners.php
本体価格: 298,000円(税抜)
保守費用: 100,000円(税抜)
· H/W先出しセンドバック保守
*当社が故障と判断した場合,交換品を先出にて発送します。
· Zabbixアップデート
*Zabbixソフトウェア アップデート用バイナリーの提供。
*Zabbix技術問い合わせサポートは含まれません。
*技術問い合わせサポートを含む保守の価格はZabbix社パートナーまでお問い合わせください。
販売開始 : 2014年2月17日(月)
[ZP-1220製品の詳細と販売方法]
名称: Zabbix Enterprise Appliance ZP-1220
同梱物:
· 本体および電源ケーブル
· 取り扱い説明書
販売方法: Zabbix社日本国内パートナーから販売
· Zabbix社パートナー
http://www.zabbix.com/jp/partners.php
本体価格: 149,000円(税抜)
保守費用: 50,000円(税抜)
· H/W先出しセンドバック保守
*当社が故障と判断した場合,交換品を先出にて発送します。
· Zabbixアップデート
*Zabbixソフトウェア アップデート用バイナリーの提供。
*Zabbix技術問い合わせサポートは含まれません。
*技術問い合わせサポートを含む保守の価格はZabbix社パートナーまでお問い合わせください。
販売開始: 2014年2月17日(月)
[Zabbixについて]
Zabbixはネットワーク・サーバー・ネットワーク機器・サービス・その他のITリソースの監視・追跡を行うために開発されたエンタープライズクラスのオープンソースのモニタリングソリューションです。柔軟な通知メカニズムを備えているため、ユーザーはあらゆる種類のイベントについて電子メール、Jabber、およびSMSベースのアラートを設定でき、それによって管理者はサーバーやデバイスの問題を迅速に認識することができます。Zabbixは継続的に開発が行われ、新しいバージョンのリリースのたびに新機能とパフォーマンスの改善が行われています。Zabbix監視ソリューションは金融・保険業、IT通信業、ヘルスケア、公共機関、小売業、エネルギー・化学産業などを含むすべての業界の中小企業や、大規模エンタープライズ環境で活発に使われています。
ソフトウェアのダウンロード数は毎月3万を超え、世界中の5万人以上のメンバーにてアクティブなコミュニティが形成されています。
[Zabbix社について]
Zabbix SIAはラトビアのリガに本社を置くソフトウェア開発企業です。日本国内ではZabbix Japan LLCがパートナー支援と各種Zabbixサービスを行っています。Zabbix社の主力製品は、オープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションのZabbixです。Zabbix社は技術およびコンサルタントサポート、Zabbixの導入、実装、カスタム開発のサービス、およびZabbixのプロフェッショナルトレーニングを提供しています。お客様のニーズに対する柔軟なアプローチと、最高のサービスを手頃な価格で提供することに重点を置いています。世界中でZabbix関連製品のサービスを提供する60社以上の企業とともに幅広いパートナーシップネットワークを持っています。
⇒Zabbix社企業サイト
http://www.zabbix.com/jp/
ZabbixはZabbix SIAのラトビアおよびその他の国における登録商標または商標です。
[ぷらっとホーム株式会社について]
ぷらっとホームは、創設当時の1993年に、まだ黎明期にあったLinuxオペレーティングシステムを企業として初めて国内へ輸入・販売しました。また1996年には独自ブランドとして最初のオリジナルサーバーを出荷、2000年に東証マザーズでの株式公開を果たしました。ぷらっとホームは、創業以来、日本の代表的なオープンソースOS関連企業として、また数々の先端的なプロダクトの市場投入を通じて、企業におけるビジネスの立ち上げや運用を支え続けています。
⇒ぷらっとホーム株式会社企業サイト
http://www.plathome.co.jp