ミテモ株式会社(本社:同、代表取締役:澤田哲也)は、製造業をはじめとした企業・官公庁向けに、3Dプリンター、Arduinoなどのオープンソースハードウェア、タブレット端末などを用いて、短期間で新商品・新サービスのプロトタイプを作成する商品開発研修を開発しました。
■ミテモの商品開発研修について
ミテモは、社会人向けの研修を年間約9,700回以上、公開講座を年間1,400回以上手がける株式会社インソース(本社:東京、代表取締役:舟橋孝之)のグループ会社として、社会人向け研修のノウハウに基づき商品企画力研修やシミュレーション研修を提供して参りました。
商品開発研修では、受講者に実際に企画をたてるだけではなく、3Dプリンターなどのデジタル工作機器や、Arduinoなどのマイコンチップを操作してもらい、複数回プロトタイプ作りに取り組んでいただきます。チームでニーズ調査、仮説設定、プロトタイプ作り、検証を繰り返し行うことで、ニーズを的確に捉えた商品開発プロセスの学習が期待できます。
■商品開発研修プログラム開発の背景
グローバル化が進み、国内外の競合会社との競争が求められる今、市場はめまぐるしく変化し続けています。変化し続ける市場ニーズに適応するためには、素早くニーズに適した商品を作り続ける必要があります。そして素早く商品を提供していくためには、仮説をもとに試作品を作り検証するという一連の開発プロセスのスピードを向上する必要があります。
今後、様々な業界で一層競争環境が激化することが予想されます。企業の持続可能な成長を実現するために、より競争優位性の高い商品やサービスを市場に送り出す力を高めていきたいというニーズを受けて商品開発プログラムを開発いたしました。
■なぜ、デジタル工作機器やマイコンチップを使うのか
商品開発にスピードが求められる環境変化を受けて、自社技術だけでなく他社や大学などが持つ技術やアイデアを組み合わせ、革新的なビジネスモデルや革新的な商品開発につなげるオープン・イノベーションに注目が集まっています。オープン・イノベーションは、素早くプロトタイプが制作できるだけではなく、複数回検証を行うことで、より的確に顧客ニーズを把握することも可能です。
素早く・的確に顧客ニーズを捉えた商品を開発するプロセスであるオープン・イノベーションを学ぶために、当社の商品開発研修では3DプリンターやArduinoなどを利用しています。
3DプリンターやArduinoを用いた商品開発手法は、既に外部の誰かが発案し公開している様々な設計書やソースを用いてプロトタイプを試作することができます。これにより、従来よりも短期間(2〜4日間程度)で完成度の高いプロトタイプを制作することができます。
■研修プログラム概要
商品あるいはサービスを考え、具体的な造形物や利用シーンを表現し、検証する一連のプロセスに取り組んでいただきます。研修プログラムは最短1日から最長6ヶ月程度に渡って実施可能です。また目的に合わせて、3Dプリンター、Arduino、Littlebits、アニメーション制作ソフトや工作キットなど様々なツールを利用します。
日数:1日〜6ヶ月間
1クラス当りの推奨人数:30名
対象:新入社員〜管理職まで
※全職種・全階層で実施できます
利用ツール:プログラムによって必要なツールをレンタルいたします
費用:要見積
実施日数及び人数によって異なります
業種:製造業、サービス業、官公庁など
■主な実績
これまで、製造業をはじめ、サービス業、官公庁などで商品開発研修を実施して参りました。
<事例A>
お客様:電気機器製造業
対象:新入社員
期間:6日間
研修テーマ:自社の新商品開発シミュレーション
※制作したプロトタイプをもとに、疑似貨幣を用いて実際に販売活動まで行い
企業活動のシミュレーションを行う
利用ツール:Arduino、3Dプリンター、工作キット
<事例B>
お客様:官公庁
対象:中堅職員(入庁5〜8年目)
期間:4日間
研修テーマ:住民向け新行政サービスの立案
利用ツール:3Dプリンター、工作キット、アニメーション制作ソフト
<事例C>
お客様:素材系製造業
対象:新入社員
期間:3週間
研修テーマ:東北復興関連団体に向けて、復興支援事業を支援するものづくり
※途中ボランティアワークあり
利用ツール:Arduino、3Dプリンター、工作キット
■関連リンク
イノベーション・プロセスを学ぶものづくり研修
http://www.mitemo.co.jp/create/index.html
ものづくり研修のラインナップ
http://www.mitemo.co.jp/create/lineup.html