「地方創生・地域活性型教育事業」を軸に、地方創生・地域活性化を支援しているミテモ株式会社は、官民協働で平成30年度の夕張市の新規事業を検討するワークショップ 「共創JAM Session in 夕張」を9月に開催します。
本プログラムには、夕張市役所の若手職員と大手自動車メーカーや人材サービス企業、IT系ベンチャ-企業などから30代の社員が参加します。
9月5日(火)・6日に、実際に夕張市が抱える「超過疎地での子育て」「はたらく場づくり」「少子高齢化社会でのコミュニティ形成」の3つの課題について、解決策を検討します。その後、9月下旬に市の幹部に対して新規事業案をプレゼンテーションし、発表内容によっては2018年度の予算化を目指します。
▼詳細資料
http://mitemo.com/upload/yubari/USession17.pdf
【概要】
■共創JAM Sessionとは?
共創JAM Sessionは、地方自治体職員が持つ地域への情熱や問題意識と、民間企業が持つ知見・ノウハウとを持ち寄り、地域の課題を解決するためのアイディアを共創するワークショップです。
本プログラムは、国の地方創生関連の交付金や地域外部のコンサルタントに頼らず、地域内部の人材による持続的な地域活性に向けた取組みを生み出し、かつその取組みを担う人材を育成することを目指し、2015年度より実施されています。
市の職員と民間企業の社員からなる参加者は、課題ごとに5-6名でひと組の事業検討チームをつくります。チームで地域の現状視察、現地住民への聞き取り調査、国勢調査関連のデータの分析などを行いながら、当該地域で本当に解決すべき課題とは何か?を明らかにしていきます。課題を分析した上で、事業計画をつくり、市の幹部に対してプレゼンテーションを行います。事業計画は、次年度夕張市として取り組むべき事業として提言され、その発表内容によっては2018年度の予算化を目指すことになります。
一連の過程の中では、慶応義塾大学SFC研究所において、社会をよりよい方向に変えるための「社会イノベーション」のあり方やその実践モデル、支援ツール、科学技術イノベーションと社会イノベーションの相乗効果の実現モデルなどの研究・開発に取り組む「社会イノベーション・ラボ」の特任教授 小島 敏明氏が指導を行います。
【課題先進地から課題解決先進地を目指す町 夕張市との協働】
夕張市は、人口減少・少子高齢化・財政難なと、日本が今後直面する課題先進地と言われてきました。そんな夕張市には、今、山積する課題に正面から立ち向かい、課題先進地から課題解決先進地を目指そうとする人達がいます。
山積する課題をオープンにし、ソトからの関わりを力にかえて、夕張市の中にチャレンジを創り出す。ピンチをチャンスに、課題と向き合い、価値を創り出すまちへ。破綻から10年を経て、夕張市は新たな挑戦を始めています。
そんな市の方針と、共創JAM Sessionの「有限なリソースを掛け合わせて、地域社会の人の幸福を実現するこれまでにないアイディアを共創したい」という想いが合致し、夕張市の全面的な協力を得て、本プログラムを実施します。
▶夕張市地方人口ビジョン及び地方版総合戦略について
https://www.city.yubari.lg.jp/gyoseijoho/shisakukeikaku/kihonkosokeikaku/yubrthjkbjyonsenryak.html
【ねらい・目的】
地域課題の先進地である夕張において、課題解決につながるアイディアを生み出すことで、「課題を価値にかえる地域課題解決先進地」へと夕張市を生まれ変わらせること、そして、日本全国で地域の課題解決に日々取り組んでいる人々の希望を生み出すことを、私たちは目指しています。
「課題」を「価値」に変えるためには、行政と民間のそれぞれが持つ知見とノウハウが有機的に結びつき合うことで起こるイノベーションが不可欠です。私たちは、共創JAM Sessionの場を通して、イノベーションを引き起こす学びとつながりをご提供します。
【開催概要】
■対象:夕張市職員9名 と 民間企業社員 5社7名
■日時・会場
9月5日(火) 9時 ~ 9月6日(水) 17時 「合宿の宿ひまわり」
※旧北海道立夕張北高等学校